愛知県に位置する犬山城は、日本に残る古城の中でも特に歴史があり、国宝に指定されている城郭の一つです。
この城は木曽川のほとり、高い場所に築かれており、「白帝城」という雅称でも知られています。
この名称は、かつての詩人・李白が詠んだ詩にちなんで名付けられました。
犬山城周辺では、春になると約400本の桜が満開になり、見事な景観を作り出しています。
この地域は、愛知県の中でも桜の名所として広く認識されています。
川のほとりを歩きながら楽しめる桜並木はもちろんのこと、船から眺める景色もまた格別で、訪れる人々に忘れられない体験を提供しています。
犬山城の桜2024開花状況や見頃の時期いつ?
犬山城の桜が最も美しい時期は通常、3月の末から4月の初めにかけてです。
もちろん、その年によって天候の変動に伴い、桜の開花や最高の見頃が変わることがあります。
温かい気候が続けば、桜の花は開花から満開に至るまで急速に進みます。
2024年3月末の時点で、犬山城周辺の桜はちょうど開花し始めたところです。完全に開花するのは4月9日を予想しています。
そして、桜の花びらが散り始めるのは4月15日頃になる見込みです。
●五分咲き
4月5日
●満開
4月9日
●桜吹雪
4月15日
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犬山城の桜2024ライトアップと遊覧船からの花見
犬山城の周りを彩る桜の美しさは、年間を通して夜も楽しめる特別な魅力があります。
特に日が落ちた後から夜22時までの時間帯には、城が灯りで照らされ、夜桜が幻想的な雰囲気を演出します。
川辺を歩きながらの桜観賞も素晴らしいですが、春にだけ体験できる別の楽しみ方があります。
それは、犬山城を背景にした桜並木を船から眺めること。
この季節限定で出航する「犬山城遊覧船」を利用すると、水面からの眺めを通じて、桜の美しさと共に国宝である犬山城の雄大さも堪能できます。
桜の季節が過ぎ去った後も、ゴールデンウィークには新緑が訪れる人々を迎え入れます。
春限定の体験、「犬山城遊覧船」をぜひお見逃しなく。
【犬山城遊覧船】
2024年3月16日~5月6日
■運行時間
【1便】9:30発
【2便】10:30発
【3便】11:30発
【4便】13:00発
【5便】14:00発
【6便】15:00発
■乗船時間
約40分
■料金
大人1500円
小人(4歳~小学生)700円
※幼児無料
犬山城桜まつり(犬山祭)2024いつ?時間や場所など基本情報
犬山城桜まつり(犬山祭)の開催概要は以下となります。
【開催日程】
2024年4月6日(土)《試楽祭》・7日(日)《本楽祭》
【時間】
9:00~21:30 ※ 雨天中止
桜まつりは9:00~17:00(最終入場16時30分)
【場所】
犬山城前広場・犬山城下町一帯
【料金】
祭り自体は無料。お城に入る場合に以下の料金が必要になります。
●国宝犬山城入場料
大人550円
小中学生110円
犬山城桜まつり(犬山祭)2024混雑状況
2024年4月初旬の土曜日と日曜日に開催される、名高い犬山のお祭りには、約40万から50万の来場者が集まることが見込まれています。
この時期、昼間の犬山城周辺は特に人出が多くなります。
11時頃から15時頃にかけて人々で賑わい、中でも13時頃は最も混み合う時間帯となります。
また、夕方6時から夜9時まで、犬山城がライトアップによって幻想的な雰囲気に包まれるのを見ることができます。
人混みを避けたい場合は、平日の朝早くか夕方以降の訪問が推奨されます。
桜の花が開き始める時や満開を過ぎた後は、訪れる人の数が比較的に減り、桜を静かに楽しむことが可能です。
犬山城桜まつり(犬山祭)2024屋台など露店の出店ある?
犬山城の桜祭り期間中、訪れる人々は焼きそば、お好み焼き、たこ焼きなど定番の屋台料理や地域の名産を活かした美味しい食べ物が並ぶ数多くの露店を体験することができます。
この城を訪問する際に見逃せないのは、その周囲に広がる、魅力的な古い町並みです。
犬山の城下町には、昭和横丁や犬山城、犬山本丸スクエアといった、昔ながらのレトロな雰囲気が味わえる場所があり、そこではさまざまな食べ物を楽しみながら散策ができます。
【オススメの食べ物】
●恋小町だんご~茶処くらや~のカラフルなお団子
●どんでんのハートのかぶの串
●松栄本店の犬山城を模したひとくちもなか
●むすび茶屋のみたらし団子
●うし若丸 本店の飛騨牛を使ったたこ焼きや牛串
●HONMACHI COFFEEのフルーツ飴
●本町茶寮の古民家でいただく犬山田楽
【おなじみグルメ】
焼きそば、お好み焼き、たこ焼き、唐揚げ、焼き鳥、イカ焼き、フランクフルト、綿菓子、 五平餅、味噌煮込みうどん、きしめん、犬山焼き、田楽、クレープ、アイスクリーム、かき氷、フルーツジュース
犬山城の桜へのアクセス
【場所】
犬山城
〒484-0082 愛知県犬山市大字犬山字北古券65-2
【電車】
名鉄犬山線犬山駅より徒歩 (18分)
犬山遊園駅より徒歩 (15分)
【車】
名神高速小牧ICより (30分)
中央道小牧東ICより (30分)
犬山城の桜の駐車場
犬山城には、第1、第2、第3駐車場があります。
犬山城の桜2024見どころや魅力
日本の愛知県に位置する犬山市は、犬山城の故郷として知られています。
この城は1537年、室町時代に建造されたもので、今もなお原型を留める天守閣を持つ日本国内の12城のひとつです。
また、この城は姫路城、松本城、彦根城、松江城と共に、国の重要指定文化財に選ばれている5つの城の一つに数えられています。
この城は、かつて信長、秀吉、家康といった武将たちによる争奪戦の舞台となり、多くの歴史的な波乱を経て今に至ります。
犬山城の天守閣は日本で最も古い建築様式を保持しており、国宝に指定されています。
城は木曽川沿いの小さな丘の上に築かれ、「白帝城」とも称されることがあります。
この名前は李白の詩にちなんで名付けられたものです。
城跡は「犬山城跡」として国の史跡にも指定されており、城の周囲には古い町並みや観光施設が豊富に点在しています。
春には、城内外に約430本の桜が開花し、訪れる人々を魅了します。
特に犬山城周辺の木曽川沿いでは、約400本の桜が見事に咲き誇り、地域を代表する桜の名所となっています。
犬山遊園駅はこの地域へのアクセスポイントで、駅からわずか2分歩くと木曽川沿いの遊歩道に出ます。
この地域は、1300年の歴史を持つ「木曽川うかい」の観覧ができる場所としても知られ、観光客で賑わいます。
春の桜の時期には、犬山城を背景にした木曽川沿いの遊歩道は、花見を楽しむ人々で溢れかえります。
木曽川、犬山城、そして美しい桜のコラボレーションは訪れる人々にとって忘れがたい光景を提供します。
犬山城の4階からの眺望は、城下町や木曽川、周辺の市街地を一望できる絶景であり、来訪者にかつての領主のような気分を味わわせてくれます。
犬山城桜まつり(犬山祭)とは?
1635年から続く針綱神社の年中行事である、4月の初めの週末に実施される犬山の桜祭り及びその地方祭りは、長い歴史を持つ行事です。
この行事はユネスコの無形文化遺産に登録されており、また、国からは重要な無形民俗文化財としても認められています。
その起源は、尾張徳川家に仕える犬山の領主、成瀬隼人正正虎公によって命じられたもので、地元の人々はその指示に従い、華やかな飾り付けの山車やパレードを続けています。
特に目を引くのは、愛知県指定の有形民俗文化財である、3段に装飾された豪華な山車です。
犬山城の桜には、1960年代に東京にあった成瀬家の旧居から移植されたものも含まれており、これらの桜は数十年にわたって育ち、城の風景を美しく飾っています。
犬山の桜祭りの背景と歴史を知ることで、この行事が地域の文化を深く体験し、日本の伝統を感じることができる素晴らしい機会であることを理解できます。
犬山城の桜2024まとめ
桜の花が満開になる時期の混雑を避ける方法、地元で人気の美味しい食事ができる場所、移動や駐車に関する便利な情報を含め、祭りを充分に楽しむために知っておくべきポイントを詳しく解説しています。
この情報をもとに、あなたなりの楽しみ方を見つけ出し、忘れられない一日を過ごしましょう。
人それぞれで祭りの楽しみ方は違います。
本記事が、2024年犬山城桜まつりをさらに楽しむ助けになることを願っています。
さぁ、この素敵な祭りを心ゆくまで楽しんでください。