秋田県にある観光地「角館」は、春の訪れと共に二つの異なる種類の桜が楽しめる素晴らしい場所です。
この地には、京都を彷彿とさせる雰囲気のある武家屋敷に垂れるシダレザクラと、桧木内川沿いの2キロメートルに広がるソメイヨシノの桜トンネルがあります。
どちらも見応えのある景観を提供しています。
春の美しい桜を背景に、着物で武家屋敷通りを散策するのはいかがでしょうか?
和の情緒を感じられる、北国の春を満喫する絶好の機会です。
角館の桜2024開花時期と見頃いつ?
角館地区での桜の見頃は通常、4月の末から5月の初めにかけてです。
この地域の武家屋敷通りには、美しいシダレザクラが約400本植えられており、その風情ある景色が訪れる人々を魅了します。
気象情報サイトの最新の報告によると、角館の桜は4月12日の時点で開花しており、5から6輪の花が咲いているとのことです。
桜の満開は4月19日に予想されており、桜吹雪は4月22日頃に見られる見込みです。
●満開
4月19日
●桜吹雪
4月22日
最新の開花状況を確認する>>
角館桜まつり2024いつ?時間や場所など基本情報
桜が満開の時期には、角館の「武家屋敷通り」と「桧木内川堤」で「桜まつり」が開催され、年間で約120万人の観光客がこの美しい景色を楽しみに訪れます。
桜まつりでは、角館の主な会場で伝統的なお囃子をはじめとする様々なイベントが行われ、訪れる人々を楽しませます。
まつりを訪れた際は、まず角館駅前にある「角館駅前蔵」で観光マップを手に入れ、そのマップを利用して桜の名所や観光スポットを効率良く巡るのがおすすめです。
また、角館の歴史に詳しいガイドの方々が、面白いエピソードを交えてその土地の歴史について詳しく説明してくれるので、地域の文化や歴史に触れることができます。
【開催期間】
2024年4月15日(月)~5月5日(日・祝)
多くのイベントが開催予定となっています。
詳細は、角館桜まつり公式サイトに案内がありますので確認しましょう。
角館の桜2024ライトアップある?
桜のライトアップも行われる予定です。
■ライトアップの場所
【武家屋敷通り(LEDライトアップ)】
4月15日(月)から5月6日(月・祝) 17:30~22:00頃
【桧木内川堤(電球)】
4月15日(月)から4月30日(火)まで 17:30~24:00頃
【桧木内川堤横町橋下流(LEDライトアップ)】
4月15日(月)から4月30日(火)まで 17:30~24:00頃
【武家屋敷通り(LEDライトアップ)】
4月15日(月)から5月6日(月・祝) まで17:30~22:00頃
桜並木駐車場→横町橋区間は、上流→下流方向の一方通行となります。
角館の桜2024屋台など露店の出店ある?
2024年の角館桜まつりでは、桧木内川堤沿いの2キロメートルの範囲で、さまざまな屋台や露店が出店します。
桜の美しいトンネルを楽しみながら、春の味覚を堪能することができるでしょう。
焼きそばや焼き鳥、お好み焼き、フランクフルトといった屋台の定番から、地元秋田の特産であるきりたんぽも楽しめます。
この桜まつりでは、朝9時から夜10時まで屋台や露店が営業しており、訪れる人々に長時間の楽しみが提供されます。
【飲食や屋台の場所】
桜並木第2駐車場(お祭り広場)
角館の武家屋敷通りのしだれ桜
仙北市の角館は「みちのくの小京都」と称され、東京からのアクセスは秋田新幹線で約3時間です。
角館の桜は、東北地方の代表的な桜名所として知られ、「日本さくら名所100選」にも選出されています。
武家屋敷通りを歩くと、江戸時代にタイムスリップしたような古き良き時代を感じることができます。
特に桜の季節には、「武家屋敷通り」にある美しいしだれ桜や、「桧木内川堤」の染井吉野が一帯を華やかに彩ります。
角館駅からは歩いて約15分から20分の場所に武家屋敷通りがあり、その道には電信柱や電線がないため、時代劇のセットのような風情があります。
武家屋敷通りには、国の天然記念物にも指定された古木が450本以上並び、162本が特に保護されています。
これらの木には小さなプレートが付けられており、訪れる人々にその歴史を伝えます。
また、角館では人力車での観光もおすすめで、昔ながらの街並みを高い位置からじっくりと観賞できます。
乗車場所は角館樺細工伝承館の向かいに設定されています。
さらに、角館には「唐土庵 武家屋敷店」という店があり、秋田の伝統菓子である「もろこし」を提供しています。
このお店の「もろこしクッキー 桜ほろほろ」は、小豆粉を使用したしっとりとした食感が特徴で、桜の花びらの形をしたクッキーが大変人気です。
角館の桧木内川堤の桜のトンネル
角館の武家屋敷通りから約10分歩くと、桧木内川沿いにもうひとつの見どころがあります。
ここでは、桧木内川堤に美しいソメイヨシノの桜並木が広がっており、青森県の弘前公園や岩手県の北上展勝地と並ぶ「みちのく三大桜名所」の一つとされています。
桧木内川堤には、全長2キロメートルにわたってソメイヨシノの桜トンネルが形成されており、その下では春の黄色いスイセンが彩りを添えています。
このソメイヨシノは1934年に今上天皇のご誕生を記念して植えられたもので、国の名勝にも指定されています。
また、横町橋や内川橋からは、山々を背景に桜の景色を眺めることができ、風に舞う桜の花びらが創り出す桜吹雪は特に美しいです。
春の日差しの中、川辺でのんびり散歩を楽しんだり、水面の輝きや新緑と桜の調和する色彩を楽しみながら、お弁当やお茶でひとときを過ごすのもおすすめです。
角館の桜へのアクセス
【場所】
角館武家屋敷通り
秋田県仙北市角館町東勝楽丁表町
【電車】
JR田沢湖線「角館駅」から徒歩20分
【車】
秋田自動車道「大曲IC」から車約40分
東北自動車道「盛岡IC」から車約1時間20分
角館の桜の駐車場
以下の駐車場があります。
【桜並木駐車場】
〒014-0359 秋田県仙北市角館町北野97-1
【武家屋敷通り臨時駐車場】
〒014-0332 秋田県仙北市角館町 町東勝樂丁~角館町表町上丁
他にも、角館東公民館、落合球場、JA秋田おばこ角館総合支店等に臨時駐車場があります。
角館の桜の歴史
角館の桜の起源は、約350年前に京都から運ばれてきた3本のシダレザクラの苗木から始まったとされています。
一方で、桧木内川周辺で見られるソメイヨシノは、1934年に当時の上皇の誕生を祝して植えられたことに始まりを持ちます。
このように、角館の桜は数世紀にわたり大切に育てられ、多くの人々に愛されてきました。
角館は秋田新幹線の停車駅でもあり、全国各地からアクセスしやすい桜の名所としても広く知られています。
春の訪れとともに、秋田や東北地方の魅力を探る旅の一環として、角館桜まつりへの訪問をおすすめします。
この時期の角館は、古き良き日本の風情と新しい春の息吹が同時に感じられる場所です。
角館の桜のツアー
いくつか素晴らしいツアーがあるので紹介します。
クラブツーリズム
読売旅行
角館の桜リアルタイムのライブカメラある?
ありますよ。
角館の桜の今が分かるライブカメラを紹介します。
角館の桜ライブカメラへ
角館の読み方
一応、読み方の確認をしましょう。
角館の読み方は、
かくのだて
となります。
角館の桜2024オススメのホテル(宿)
角館桜まつりでは、桜のライトアップが夜間にも行われるため、夜景も楽しめます。
また、人出の少ない早朝に行う桜の散策もおすすめです。
そのため、角館での宿泊を計画し、朝早くから夜遅くまで桜を存分に堪能するのが良いでしょう。
【田町武家屋敷ホテル】
田町武家屋敷ホテルは、「みちのくの小京都」と称される角館の町に溶け込む、武家屋敷を模した趣のある宿泊施設です。
ここでは、季節ごとに変わる秋田の新鮮な食材や北東北地方の高品質なブランド肉を使用した創作和食の会席料理を堪能できます。
その味わいは、訪れた人々を必ずや満足させるでしょう。
また、ホテルはかつての武家屋敷が並ぶ通りに近く、特に桜の季節には、約400本のしだれ桜が見事に咲き誇る光景がすぐそばで楽しめます。
この絶景は訪れる人々にとって、忘れがたい体験となるはずです。
【フォルクローロ角館】
ホテルフォルクローロ角館はJR角館駅のすぐ隣に位置しており、アクセスが非常に便利です。
このホテルでは、寝心地に定評のあるシモンズ製の高級ベッドを各室に備えており、快適な睡眠を提供しています。
さらに、特定の客室からは秋田新幹線「こまち」の運行を眺めることができるプランもあり、鉄道ファンには特におすすめです。
食事に関しては、地元秋田の郷土料理、特にきりたんぽをはじめとするメニューを堪能できるプランが充実しており、朝食はビュッフェスタイルで楽しむことができます。
また、秋田県産の比内地鶏の卵を使った卵かけご飯は、訪れた多くの人々に愛されています。
【和のゐ 角館】
和のゐ 角館は2020年3月に開業し、すぐに人気の宿として注目されています。
JR角館駅から徒歩約10分の位置にありますが、チェックインは同じグループの「ホテルフォルクローロ角館」で行われ、そのホテルは駅に隣接しています。
また、移動を希望する宿泊客にはホテルフォルクローロ角館から車での送迎サービスが提供されています。
この宿泊施設は、歴史的な蔵を改装して作られたユニークなホテルで、その趣のある外観が魅力です。
内部には昔ながらの雰囲気が保たれており、過去にタイムスリップしたような感覚を体験できます。
食事には地元秋田産の米や味噌を使用し、お弁当スタイルの朝食が各部屋に届けられます。この地元食材を生かした食事も、宿の特色の一つです。
角館の桜2024まとめ
角館の城下町を飾るシダレザクラは、162本が国の天然記念物として指定されています。
これらの桜の起源は、佐竹北家二代目の佐竹義明の正室が、京都から角館へのお輿入れの際に持参した三本の苗木から始まると言われています。
現在、この町では400本以上のシダレザクラが美しく咲き誇り、訪れる多くの人々を魅了しています。
特に武家屋敷の黒板塀を背景に咲くピンクの花々は、その可憐な姿で訪れる花見客の心を捉えて放ちません。
このシダレザクラは、佐竹義明の妻が京都から持ち込んだ苗木が原点とされ、今日に至るまでその美しさが受け継がれています。