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月潟まつり【2024】いつ?時間や場所に屋台など出店や花火とアクセスに駐車場など詳細情報

毎年6月の第4日曜日に開催される月潟祭りは、正式には「角兵衛地蔵尊祭」と称されています。


このお祭りは、過去に全国を遍歴する角兵衛獅子が、毎年6月21日から3日間にわたり、一年間修練した技を角兵衛地蔵へ奉納し、その霊を慰める行事から始まったと伝えられています。



月潟神社の境内では、角兵衛獅子による舞や月潟太鼓の演奏、その他地域の伝統芸能の披露が行われることが特徴です。

月潟まつり2024いつ?時間や場所など基本情報

「月潟まつり」、新潟市南区月潟で行われる伝統的なお祭りで、毎年6月の第4日曜日に開催されます。


正式には「角兵衛地蔵尊祭」と称されており、その起源は江戸時代にさかのぼります。
この祭りのハイライトは、新潟市が指定する無形民俗文化財である角兵衛獅子の舞です。


2021年と2022年には規模を縮小して実施されていた月潟まつりですが、2023年には3年ぶりに通常の形式での開催が再開されます。

【開催日】
2023年6月22日(土) ・23日(日)

【場所】
新潟県新潟市南区月潟

【料金】
無料

月潟まつり2024イベント内容

イベントは以下の通りです。

■6月22日(土)
午前10時00分~午後8時00分 かぼちゃ電車開放  旧月潟駅構内
午後4時00分~午後6時30分 子ども山車行列 歩行者天国
午後7時00分~午後9時00分 民謡流し    歩行者天国

■6月23日(日)
午前10時00分~午後5時00分 かぼちゃ電車開放  旧月潟駅構内
午前10時30分~午前11時30分 ミュージックメイツ  歩行者天国
午前10時30分~終わり次第 北海道月形町物産販売 歩行者天国
午後1時00分~午後1時10分 オープニング (月潟村環境改善センター)
午後1時10分~午後1時40分 月潟中学校吹奏楽部演奏
午後1時40分~午後2時10分 月潟太鼓
午後2時10分~午後2時40分 味方穀倉太鼓
午後3時00分~午後3時40分 角兵衛獅子の舞

イベントの詳細はコチラ>>

月潟まつり2024屋台など露店の出店ある?

2024年の「月潟まつり」では、通常どおり歩行者専用エリアにて、新潟名物のポッポ焼きや綿あめ、焼き鳥、お好み焼きなど、多数の屋台や露店が出店します。


これらの屋台や露店で、お祭りの雰囲気を存分に楽しんでください。

月潟まつり2024歴史と見どころに楽しみ方

月潟まつりの始まりは江戸時代中期に遡ります。


その当時、月潟は信濃川の支流である中ノ口川の近くに位置し、度重なる氾濫により地域はしばしば沼地化し、作物の損失と飢饋が頻発していました。


この厳しい状況を乗り越えるため、住民たちは農業だけに頼るのではなく、全国を巡る芸能活動で収入を得る方法を取り入れました。


その中に「角兵衛」と名乗る芸人もおり、彼は元々常陸国(現在の茨城県)水戸からこの地に移り住んだものの、ある事件で命を落とします。


伝えられるところでは、彼は最期に敵の足指を噛み切ったとされています。


角兵衛の遺された二人の息子たち、角内と角助は父の仇を求めて独特な逆立ち技を開発しました。


この技が後に「角兵衛獅子」として知られるようになり、子どもたちが獅子のかぶり物をして逆立ちやブリッジ、肩車を披露する芸として発展しました。


この芸は伊勢太神楽に基づく獅子舞であり、新たに三匹獅子舞の要素も取り入れられ、当時の観客からは非常に新鮮で魅力的なものとして受け入れられました。


角兵衛獅子は、月潟から江戸へ、さらに関東や東北地方へとその活動を広げ、江戸時代から大正時代にかけては大道芸としても人気を博し、その姿は浮世絵にも描かれるほどでした。


しかし、明治時代以降、演者の子どもたちへの負担が大きいことや社会環境の変化、西欧文化の影響などにより、角兵衛獅子は大正6年にほぼ姿を消してしまいました。


その後、昭和8年に地元月潟の有志が角兵衛獅子の保存会を設立し、舞が復活。


この時期は郷土教育が強化される中で、角兵衛獅子は再び注目されるようになりました。


昭和初期には大仏次郎の「鞍馬天狗」シリーズで取り上げられ、昭和26年には美空ひばりが「角兵衛獅子の唄」を発表し、昭和47年には天皇皇后両陛下の御前で演舞が披露されるなど、その名声は再び全国的なものとなりました。


現在に至るまで、月潟まつりでは角兵衛獅子の舞が伝統として受け継がれ、地域の象徴として多くの人々に親しまれています。


2024年の月潟まつりでも、この伝統的な獅子舞が中心的な見どころとなることでしょう。

【角兵衛獅子の舞】
月潟まつりのハイライトとして知られる角兵衛獅子の舞は、6月23日の日曜日に白山神社の前庭で実施されます。


この舞では、子どもたちが獅子のかぶり物をし、逆立ちや肩車といったアクロバティックな動きを展開します。


角兵衛獅子は、江戸時代から明治時代にかけて、日本全国で愛された地域の伝統芸能です。

 

この芸は、巡業芸人たちが角兵衛地蔵に向けて一年間磨き上げた技を捧げることで霊を慰めるという伝承に基づいています。


この伝承を引き継ぎ、月潟まつりでは、月潟村環境改善センターが会場となり、角兵衛獅子の舞が40分間に渡って披露され、観客を魅了します。

【近郷の郷土芸能
月潟まつりでは、角兵衛獅子の舞の際に、他の地元芸能も一緒に披露されるのが恒例です。


特に新潟市南区からは、地域で親しまれている「月潟太鼓」と「味方穀倉太鼓」が参加します。


「月潟太鼓」は、江戸時代から続く太鼓演奏で知られ、その迫力ある美しい音色で観客を引きつけます。


また、新潟市南区を基盤に活動する「味方穀倉太鼓」は、平成二年に地元の青年たちによって結成され、地域の文化と農業の発展を祝う目的で活動しています。


この太鼓集団は、地元の祭りやイベントでのパフォーマンスを通じて、力強い太鼓の演奏で観客を魅了し続けています。

【子ども山車行列】
月潟まつりの期間中、歩行者天国では様々なイベントが開催されますが、特に注目すべきは「子ども山車行列」です。


この行列では、月潟地区の小学生たちが自ら作った山車を引いて町を練り歩きます。


山車には、人気のあるキャラクター「ドラえもん」や「アンパンマン」が飾られており、その光景は非常にカラフルで魅力的です。


行進中、子どもたちは力強く「ヤーヤーヤー」と掛け声を上げながら山車を引く姿が見られ、その元気な声と笑顔が、祭りの楽しい雰囲気を一層盛り上げています。


これらの子どもたちの幸せそうな表情が、見る人々にも明るい気持ちをもたらします。

【かぼちゃ電車開放  旧月潟駅構内】
月潟まつり(角兵衛地蔵祭)期間中に一般公開される「かぼちゃ電車」は、かつて1933年から1974年にかけて新潟市白根市(現在の南区)を結んでいた新潟交通電車線の車両です。


この電車は鮮やかな黄色とオレンジ、緑のツートンカラーが特徴的です。


現在、この電車は旧月形駅の構内に2両が残され、修理と保存のために保管されています。


祭りの期間中には、これらの電車内でビデオ上映が行われる予定なので、是非この機会にご覧ください。

月潟まつり2024アクセス

【場所】
新潟県新潟市南区月潟



【電車】
JR上越新幹線燕三条駅」から、タクシーで約25分

【バス】
JR新潟駅万代口から「萬代橋ライン(BRT)」で「青山」下車

【車】
北陸自動車道巻潟東ICから15分

月潟まつり2024駐車場

以下の3か所が臨時駐車場になる予定です。

【月潟図書館】
〒950-1304 新潟県新潟市南区月潟1417



【月潟小学校】
〒950-1303 新潟県新潟市南区西萱場1417



【月潟農村環境改善センター】
〒950-1303 新潟県新潟市南区西萱場1069

月潟まつり2024花火はあるの?

残念ですが、月潟まつり2024では花火の予定はありません。

月潟まつり2024まとめ

「月潟祭り」は、角兵衛獅子の集団が巡業の安全と技術向上のために、保護神である角兵衛地蔵尊を祭る行事から始まったと言われています。


この祭りでは、かつて国内を巡業する角兵衛獅子の一行が全員集合し、その技能を競い合って霊を慰めた伝統があります。


子供たちが鳥の羽根で飾られた獅子の頭をかぶり、笛や太鼓のリズム、口上に合わせて曲芸を取り入れた華やかな舞を展開します。