桜川市に位置する「雨引観音」は、安産や子育てを祈る観音様として知られていますが、その境内で見られる「水中花」という、池に浮かべられた紫陽花の景色がSNSで非常に注目されています。
こちらの観音寺には、100種類もの5000株の紫陽花が植えられており、常に丁寧な手入れが行われています。
剪定された紫陽花を池に浮かべるというアイデアが訪れる人々に受け、その結果、「水中花」という取り組みが始まりました。
このユニークな景観がSNSで拡散されることにより、美しい紫陽花の写真を撮影したいと思う人々が毎年増え続け、多くの参拝客が訪れるようになりました。
雨引観音あじさい祭り2024いつ?時間や場所にライトアップなど基本情報
紫陽花が見頃となる季節に合わせて、「雨引観音あじさい祭」が開催され、約10種類の紫陽花、合わせて3,000株が華やかに咲き乱れます。
このあじさい祭の期間中には、紫陽花の苗の販売や美しいライトアップも実施されます。
境内には10種類の紫陽花が3,000株植えられており、新緑とのコントラストが非常に美しい景色を提供します。
雨引観音あじさい祭は2024年6月10日から7月20日まで開催されます。
また、水中華は2024年6月29日から7月7日までの期間、特別に展示されます。
2024年の雨引観音でのライトアップは、日没から20時までで、土日には21時まで延長されます。
日華殿前の池(縦約6メートル、横約8メートル)には、境内で摘んだ紫陽花が浮かべられ、それらは毎日更新されながら20時までライトアップされます。
雨引観音あじさい祭り2024開花状況や見頃の時期いつ?
雨引観音での紫陽花の最適な観賞期間は通常、6月初旬から7月中旬にかけてです。
紫陽花の開花時期は、その年の天候に左右されるため、具体的な時期は年によって変動することがあります。
2023年には、雨引観音の紫陽花が6月中旬に最も美しく咲き誇りました。
2024年に入ると、6月6日の時点で紫陽花が開花を始めたとの情報があります。
今年の雨引観音での紫陽花の見頃は、7月中旬まで楽しむことができる見込みです。
雨引観音あじさい祭り2024池の水中花(水中華)と見どころなど
茨城県桜川市に位置する雨引山楽法寺(通称:雨引観音)は、587年に創建された古刹であり、坂東観音霊場の24番目の礼所です。
この寺は、聖武天皇や光明皇后からの深い信仰を受け、後に弘法大師が真言宗の修行場として再興しました。
現在では、安産や子育てのご利益で知られ、多くの参拝者が子供の健康を願い訪れます。
雨引山は、821年に嵯峨天皇の命により行われた「雨乞いの祈願」が名前の由来とされています。
寺院は四季折々の花々が美しく、「花のみ寺」とも呼ばれます。
特に梅雨時には、10種類の紫陽花が3,000株咲き誇り、訪れる人々を魅了しています。
薬井門(黒門)はもともと山麓の集落にあったものを移築した雨引観音の正門です。
境内の145段の石段は「厄除けの石段」として知られ、一段ごとに「南無観世音菩薩」と唱えながら登ると厄払いができるとされています。
この石段の両脇には色鮮やかな紫陽花が植えられています。
石段を登り切ると、筑波山が一望できる素晴らしい景色と共に、多宝塔や朱塗りの壮大な仁王門が迎えます。
仁王門(県指定文化財)は1254年に建立され、門の左右には鎌倉時代に彫られた金剛力士立像があり、関東地方で最も古いものとされています。
仁王門の天井には「竜」が描かれた天井画も見ることができます。
仁王門の朱色と紫陽花のコントラストは圧巻の美しさを誇ります。
仁王門をくぐると、手水舎に浮かぶ紫陽花を見ることができ、さらにその向こうには「宿椎」と名付けられた巨木がそびえ立っています。
この巨木は、かつてお寺が火災に遭った際に本尊が一時的に避難した場所です。
弁天池では、4,000株もの紫陽花が水面に浮かぶ「水中花」が訪れる人々の目を楽しませます。
その中に泳ぐ鴨や、紫陽花で作られたハート形のデコレーションは特に人気です。
境内には複数の池があり、そこにも紫陽花が浮かんでおり、雨引観音の紫陽花柄の御朱印も参拝者に喜ばれています。
雨引観音あじさい祭り2024アクセス
【場所】
雨引観音(雨引山楽法寺)
〒309-1231 茨城県桜川市本木1番地
【電車】
JR水戸線岩瀬駅よりタクシー15分(6km)
【車】
桜川筑西ICより国道50号・県道41号経由で15分(7km)
真壁より県道41号で車20分(10km)
雨引観音あじさい祭り2024駐車場
500台収容可能な専用駐車場があります。
雨引観音あじさい祭り2024バスツアー
バスツアーは日帰りもあるので楽ですし楽しいですよ。
いくつか紹介しますね。
はとバス
クラブツーリズム
雨引観音あじさい祭り2024まとめ
雨引観音は、安産や子供の健康を願う家族連れで活気づいています。
6月になると、境内では美しい紫陽花が満開になり、その時期に合わせて開催される紫陽花祭りには、年々多くの人々が訪れる人気のイベントです。
境内では、地元の野生の紫陽花やヨーロッパから持ち帰られた西洋紫陽花が見られます。
中でも、寺院が名付けた新品種「雨引の聖」を含む、100種類、5,000株以上の紫陽花が栽培されているのが特徴です。
さらに、孔雀やアヒル、ヤギなどの愛らしい動物たちも境内で見ることができ、彼らと美しい紫陽花が織りなす光景は、訪れる人々にとって神秘的な体験を提供します。