信濃川の両岸で開催される、日本を代表する壮大な花火大会。
約650mの巨大な円形の花火「正三尺玉」や、約2㎞の広がりを見せる「復興祈願花火フェニックス」など、夜空を美しく彩る大規模な花火が特徴です。
この華麗なイベントは、昭和20年8月1日に起きた長岡空襲で亡くなった人々を追悼し、長岡の復興を祈って翌年に始まった「長岡復興祭」にその起源を持ちます。
その後、8月2日と3日が花火大会の日と定められ、今も多くの人々に愛され続けています。
長岡まつり大花火大会は、地域住民の願いを未来につなげる一大イベントとして親しまれています。
長岡花火大会2024いつ?時間や打ち上げ場所など基本情報
2024年の夏には、待望の長岡花火大会が開催される予定です!
花火の打ち上げ場所は長生橋下流の信濃川河川敷で、この場所からは広い範囲で壮大な花火を鑑賞することが可能です。
会場へのアクセスは、JR長岡駅から歩いて約30分、車の場合は関越道長岡ICを利用して約20分の距離にあります。
観覧席には無料席は設けられておらず、有料席のみとなっており、事前の予約が必要です。2024年のチケットはすでに売り切れています。
駐車場はチケット予約者専用です。
これから、長岡花火大会をさらに楽しむための隠れた名所についてご紹介していきます。
【開催日】
2024年8月2日(金)~8月3日(土)
【時間】
19時20分~21時10分頃(予定)
【打ち上げ場所】
新潟県長岡市長生橋下流信濃川河川敷
長岡花火大会2024屋台など露店の出店ある?
花火大会に欠かせないのは、やはり屋台の存在です。
長岡花火大会では、どんな種類の屋台が出るのか、気になるところです。
定番のかき氷、焼き鳥、クレープ、いちご飴などが並ぶ中、長岡特有の美味しい屋台も楽しめそうです。
特に注目したいのは「長岡から揚げ」で、そのカリカリの食感とジューシーな味わいが人気を集めています。
この香ばしい匂いがするから揚げは、試す価値ありです。
さらに、懐かしい「ベビーカステラ」も販売され、ここでは珍しいハート形のものが見られるようです。
これは写真に撮ってSNSに投稿するのにもぴったりです。
屋台の醍醐味は地元のグルメを味わえること。長岡花火大会で最も人気のある屋台は「イタリアン」で、地元風のアレンジが効いた太麺焼きそばにミートソースをかけたものが、老若男女に愛されています。
屋台の多くはイオン長岡店の周辺で見ることができます。
会場近くではなく、会場へ向かう途中で食べ物を手に入れるのがおすすめです。
美味しい食べ物と壮美な花火で、最高のひとときを過ごしたいですね。
長岡花火大会2024無料で見える場所オススメ穴場スポット
トンデモナイ混雑なので、出来るだけ混雑なくキレイに花火を鑑賞できる穴場スポットを紹介します。
古正寺公園
新潟県長岡市古正寺2丁目201
この場所は、復興祈願花火「フェニックス」を正面で観賞できる、地元で評判のビュースポットとして知られています。
こちらはかなり広い公園であり、夕方に訪れても良い観覧スポットを確保することが可能です。
東山ファミリーランド
新潟県長岡市栖吉町3300
この場所は会場からかなり離れており、混雑を気にする必要がほとんどありません。
高台に位置しているため、下から見上げるような形で花火を楽しむことができ、
花火自体は少し小さく見えますが、広い範囲での鑑賞が可能です。
蔵王橋付近
新潟県長岡市槇下町 蔵王橋
打ち上げ会場の下流に位置する橋は、非常に開放的な場所で、視界を遮るものが一切ありません。
さらに、この橋は広い歩道が整備されており、橋の上からも、また橋を降りて河川敷からも、花火を存分に楽しむことが可能です。
悠久山公園
新潟県長岡市御山町80-5
東山ファミリーランドと同じく、この場所も会場からは相当離れた位置にあります。
そのため、花火は小さく見えることになりますが、混雑を避けたい方には非常に適したスポットと言えます。
長岡市水道公園
新潟県長岡市水道町3丁目11-1
信濃川に沿って位置し、長岡花火大会の開場地点からは少し距離があります。
土手に登ると、花火の全景を一望することができます。
人混みを避けたい方には特におすすめのスポットです。
花火の駅ワールド悠
新潟県長岡市中沢3丁目525-7
花火の駅ワールド悠は高台に位置しており、打ち上げられる花火を美しく見ることができる隠れた名所です。
フェニックスや三尺玉のような高く上がる花火は、その迫力と美しさで訪れる人々を魅了します。
また、トイレ設備も整っているため、安心して訪れることができます。
長岡花火大会2024アクセス
【場所】
新潟県長岡市長生橋下流 信濃川河川敷
【電車】
JR長岡駅から徒歩30分
【車】
関越道長岡ICから約20分
長岡花火大会2024駐車場
有料駐車場は、事前予約で約2000台用意されています。
ここでは、無料駐車場を紹介します。
【悠久山公園】
800台
長岡市御山町80-5
【長岡市役所 越路支所】
150台
長岡市浦715
【南部工業団地】
1100台
長岡市南陽1-1027-5
【長岡市越路体育館】
300台
長岡市来迎寺甲885
長岡花火大会の歴史や見どころ
新潟県長岡市で毎年8月2日と3日に開催される「長岡まつり大花火大会」には、日本最大の川である信濃川を背景にして、なんと1日に1万発、2日間で合計2万発もの花火が打ち上げられます。
この花火大会の魅力はその歴史にもあります。
起源は1945年、夜間にB29爆撃機が長岡市を空襲し、市街地が壊滅的な被害を受け、1488人の市民が亡くなった悲劇にさかのぼります。
その悲劇の日、8月1日の空襲を慰霊し、復興を願う「長岡復興祭」が1946年に始まりました。
この祭りが「長岡まつり」として名前を変え、1951年から毎年続けられています。
長岡まつり大花火大会はただの競技花火大会ではなく、「平和と震災復興」をテーマに、花火師たちが心を込めて夜空に花火を打ち上げることで多くの人々の心を打つのです。
この記念すべき大会は、過去の悲しみを忘れずに、共に復興を目指し、慰霊と復興、そして平和への願いを込めて続けられています。
長岡花火大会の意義を知り、世界に誇るこの花火大会を実際に体験してみるのはどうでしょうか。
「長岡まつり大花火大会」の見どころをご紹介いたします。
特に注目していただきたいのは、大会の幕開けを飾る「慰霊と平和への祈り」で打ち上げられる白一色の花火、「白菊」10号3発です。
この白菊は、花火業界で伝説的な存在の花火師、嘉瀬誠次氏によって作られたもので、シベリア抑留中に亡くなった仲間への鎮魂の意味を込めて製作されました。
2002年からは長岡まつりで毎年打ち上げられ、アムール川やアメリカのパールハーバーでも展示され、平和のメッセージを発信しています。
この花火大会では、視界に収まりきらない大玉の連続や、全長650メートルに及ぶ「ナイアガラ」、色鮮やかな「ワイドスターマイン」など、見どころが豊富です。
中でも圧巻は、夜空を彩る「正三尺玉」や約2キロメートルの開花幅を誇る「復興祈願花火フェニックスリーグ」です。
正三尺玉は直径90センチ、重さ300キロで、600メートル上空から約650メートルの範囲に広がり、その迫力は圧倒的です。
また、「復興祈願花火・フェニックス」は、中越大震災の復興を願い、市民からの協賛を集めて打ち上げられる世界最大級の花火で、音楽に合わせた5分間の連続打ち上げが特徴です。
これらの花火を通じて、長岡市民がどれほど平和と復興を願っているかが感じられるでしょう。
長岡花火大会2024まとめ
復興祈願花火フェニックスは、他に類を見ない圧倒的な迫力を誇ります。
毎年8月2日と3日に行われるこの花火大会は、長岡空襲で犠牲になった人々を慰霊し、過去の困難を乗り越えた地域社会への感謝と平和への希望を込めています。
信濃川沿いに設けられた観覧席からは、花火を両側から楽しむことができます。
この大会は尺玉花火を駆使した独特の演出が特徴で、他にはない魅力を放っています。
直径約650メートルの正三尺玉や、約2キロメートルにわたって広がる「復興祈願フェニックス」などの花火は、長岡の夜空を華麗に彩り、見る者を魅了します。