「隅田川花火大会」についての解説です。このイベントは、約300年前に始まった、日本で最も伝統ある花火大会の一つです。
もともとは1733年、享保18年に徳川吉宗が八代将軍として「両国の川開き」を記念して始めた行事で、その起源は「両国川開きの花火」にあります。
この花火大会は、関東地方で非常に格式が高く、伝統的なものとされています。
1978年、昭和53年に隅田川花火大会として名前が新たになり、中断期間を経て再開されました。
2024年7月27日には、第47回目の大会が予定されています。
会場は桜橋下流から言問橋上流に設けられ、過去の隅田川花火大会と縁のある花火業者や、コンクールで高評価を受けた花火業者が集まって競演します。
花火は主に「割物」と「ポカ物」の2タイプに分類されます。
割物は菊の花のように球形に広がるタイプで、ポカ物は空中で分裂し、内部からさまざまな形の火花を放つタイプです。
特に割物は、その精巧な造形で世界でも高い評価を得ているとされます。
隅田川花火大会2024いつ?時間や場所など基本情報
全国的に有名な「隅田川花火大会」は、伝統ある両国川開き花火大会の後継として、7月27日に開催されます。
隅田川上で繰り広げられるこの花火大会は、壮大な規模で行われ、日本で最も歴史がある花火大会の一つとして広く親しまれています。
【開催日】
2024年7月27日(土)
【場所】
●第1会場
桜橋下流~言問橋上流
●第2会場
駒形橋下流~厩橋上流
《時間》19:00~20:30
●第1会場 19:00~20:30
●第2会場 19:30~20:30
《打ち上げ数》約20,000発
●第1会場
約9,507発(コンクール玉200発を含む)
●第2会場
約10,650発
打ち上げの詳細はコチラ>>
隅田川花火大会2024屋台など露店の出店ある?
隅田川花火大会は、東京都内で開催される最大級のイベントの一つであり、墨田川沿いを中心に多くの屋台や露店が設けられます。
主な出店エリアは、花火大会の会場周辺はもちろんのこと、浅草駅、蔵前駅、押上駅、曳舟駅、両国駅といった近隣の駅周辺に集中しています。
お店の営業は大体16:00頃から開始されることが多いです。
各店舗によって閉店時間は異なりますが、22:00頃にはほとんどのお店が閉店するようです。
以前に出店したことがあるお店には、からあげ、たこ焼き、フランクフルト、焼きそば、かき氷、もつ煮、チョコバナナ、電球ソーダなどがあります。
隅田川花火大会2024穴場の見える場所スポット
隅田川花火大会の際、会場周辺は非常に人が密集し、大変な混雑が予想されます。
なお、会場近くでの場所取りは制限されているため、ご注意ください。
そのため、穴場スポットやよく見える場所をいくつかご紹介します。ぜひ参考にしてください。
桜橋中学校周辺
〒111-0024 東京都台東区今戸2丁目1-8
両国国技館周辺
東駒形三丁目交差点
〒130-0005 東京都墨田区東駒形3丁目5
汐入公園内土手
〒116-0003 東京都荒川区南千住8丁目13-1
タワーホール船堀の展望塔
〒134-0091 東京都江戸川区船堀4丁目1-1
隅田川花火大会2024混雑状況と回避
隅田川花火大会は毎年約90万から100万人が訪れる大規模なイベントです。
昼間は人の流れが分散されるため、混雑はそれほど感じられませんが、開始の1時間前になると人出が増加し、非常に混雑します。
花火が終了すると、多くの人が同時に帰路につくため、帰りの方が行くときよりもさらに大変です。
この混雑はある程度予想されることなので、心構えが必要かもしれません。
特に公共交通の駅周辺は20:45頃から人で溢れ、21:00頃にはピークを迎えると言われています。
混雑を避けたい方は、花火の終了少し前に退場するなど、時間をずらして帰宅すると良いでしょう。
また、帰りには行きとは異なる駅を利用することをおすすめします。
特に浅草駅は非常に混雑し、入場規制が敷かれることもあります。
駅の混雑を避けるために、長い列に並ぶよりも、少し歩いてでも他の駅から乗る方がスムーズに移動できる場合があります。
その際、上野駅、秋葉原駅、錦糸町駅、南千住駅、亀戸駅、曳舟駅などが比較的混雑を避けやすい駅としておすすめされます。
隅田川花火大会2024アクセス
【第一会場】
桜橋下流~言問橋上流
東京メトロ銀座線「浅草駅」または、東武スカイツリーライン「浅草駅」から徒歩で約10分
【第二会場】
駒形橋下流~厩橋上流
都営地下鉄大江戸線、浅草線「蔵前駅」から徒歩で約5分
東京メトロ銀座線「浅草駅」から徒歩で約8分
JR総武線「浅草橋駅」から徒歩で約12分
隅田川花火大会2024駐車場
専用駐車場は用意されていません。
大変な混雑なので、公共交通機関の利用をオススメします。
隅田川花火大会2024交通規制
大規模な交通規制があります。
交通規制の最新情報はコチラ>>
隅田川花火大会の歴史や見どころ
隅田川花火大会は、その始まりを1733年(享保18年)5月の初めての両国川開きに遡ります。
このイベントは、当時の大飢饉と疫病による被害からの救済と、災害の除去を願うために行われ、初回から花火を打ち上げる伝統が始まりました。
この花火行事は一時期中断されましたが、江戸時代から1961年(昭和36年)まで続いた後、1978年(昭和53年)に隅田川花火大会として名前を新たにし、現在に至っています。
現在の隅田川花火大会は、打ち上げ場所が二つに分かれています。
第一会場は桜橋と言問橋の間、第二会場は駒形橋と厩橋の間で、どちらも台船と呼ばれる長さ約50メートル、幅約30メートルの平船から打ち上げが行われています。
これらの船はアンカーで固定されます。
特に第一会場では、花火コンクールが目玉となっており、両国川開き時代からの伝統を引き継ぐ7社と、国内の他の花火大会で優れた成績を収めた業者が参加しています。
第二会場では、伝統的なスターマインなどの花火が多数打ち上げられ、東京スカイツリーとのコラボレーションも楽しむことができます。
隅田川花火大会2024まとめ
夏の風物詩として江戸時代から続く、日本で最も長い歴史を誇る「隅田川花火大会」は、毎年両国川開きを記念して開催されています。
この花火大会は、毎年約100万人の観客が集まるほど人気があり、多くの人々に親しまれています。
2024年も、昨年に続いて第47回目の「隅田川花火大会」が予定されています。
開催時間は19:00から20:30までの90分間で、第1会場の桜橋下流から言問橋上流にかけて約9,350発、第2会場の駒形橋下流から厩橋上流までの区間で約10,650発、合計で約20,000発の花火が打ち上げられることになっています。
特に第1会場では、両国花火に関連する花火業者と、国内の花火大会で素晴らしい成果を収めた業者が集まり、10社が参加する花火コンクールが行われます。
東京の夏の一大イベント、「隅田川花火大会」を家族や友人、恋人と共に生で体験し、特別な夏の思い出を作ってみてはいかがでしょうか。