川越で最も賑やかな時期は、毎年10月中旬の秋に開催される「川越まつり」です。
このお祭りは、川越氷川神社の例大祭に由来し、埼玉県をはじめ関東一帯から多くの観光客が訪れ、来場者数は100万人に迫っています。
どこからか聞こえるお囃子の音と、多くの屋台が立ち並び、周囲はお祭りの雰囲気に包まれます。
そして、最高潮に達するのは夜の「曳っかわせ(ひっかわせ)」です。
対向する山車が笛や太鼓、踊りなどで競い合い、観衆は熱狂的な声援を送ります。
豪華で壮麗な山車の姿に触れ、興奮を味わうことができますよ^^
それでは、詳しく見ていきましょう!
川越祭り2024いつから?スケジュール(日程)
【期間】
2024年10月19日~20日
【場所】
埼玉県川越市中心部(川越駅、本川越駅、川越市役所周辺)
祭りのスケジュール
現在予定されているスケジュールは以下となります。
10月19日:18時~19時
宵山
10月19日:18時20分~18時40分
鳶のはしご乗り
10月19日&20日
曳きっかわせ
10月20日:10時15分
神幸祭
10月20日:13時30分~15時30分
市役所前の山車巡行
川越祭りって、どんな祭り?
川越まつりは、370年以上の歴史を持ち、江戸時代の「天下祭」のスタイルとエレガンスを今日に伝え、川越独自の要素を加えて進化してきました。
2005年には「川越氷川祭の山車行事」として、国の指定重要無形民俗文化財となりました。そして、2016年には「川越氷川祭の山車行事」として、ユネスコの無形文化遺産である「山・鉾・屋台行事」に登録されました。
この祭りの起源は、慶安元年に遡り、川越城主奨励によって始まった氷川神社の鎮守祭礼にさかのぼります。
川越まつり(川越氷川祭の山車行事)は、氷川神社の「例大祭」が10月14日に執行され、その直後に「神幸祭」と「山車行事(祭礼)」が行われることから成り立っています。
「神幸祭」は、1648年に川越藩主の松平伊豆守信綱が氷川神社に神輿や獅子頭、太鼓などを寄進し、祭礼を奨励したことから始まりました。
1651年からは、壮大な行列が町々を巡行し、町の人々も参加するようになりました。この祭りが「川越まつり」の起源です。
最初の「神幸祭」では、氷川神社の神輿が町々を巡り、十ヶ町の氏子が仮装行列などの儀式を行いました。
1698年には、高沢町の氏子が江戸の祭りに倣って踊り屋台を初めて披露しました。当時、踊り屋台は江戸の祭礼の主要な要素でした。
370年以上にわたり、川越まつりは時代に合わせて変化し続け、その伝統が受け継がれています。
川越祭りの見どころや魅力
川越祭りの見どころや魅力は、一言では表せませんね^^
とにかく、見に来てほしいです。
いくつかポイントがあるので、説明していきますね。
曳っかわせ
川越まつりの最大の魅力は、何と言っても「曳っかわせ」です。 「曳っかわせ」とは、山車同士が出会った際に、それぞれのお囃子を披露して競い合う習慣です。
お囃子に合わせて歓声が上がり、その光景は見ているだけで幸せになれます^^
特に、夜の「曳っかわせ」は祭り全体を盛り上げる瞬間で、見逃すわけにはいきません。
山車に灯りが灯され、まるで幻想的な雰囲気が町中に広がります。
お囃子
川越まつりを十分に楽しむためには、お囃子が不可欠です。
お囃子は、笛、太鼓、鉦、踊りなどから成る音楽で、祭りに欠かせない要素です。
川越まつりで演奏されるお囃子は、江戸時代の文化と文政時代の江戸から伝わったものです。
これは、葛西囃子と川越に伝わる里神楽を組み合わせたものと言われています。
現在、29の囃子連が川越市囃子連合会に加入しており、大まかに「王蔵流」「芝金杉流」「堤崎流」の3つの派閥に分かれ、それぞれの伝統を継承しています。
山車
川越まつりの主要な魅力は、大規模で豪華な山車です。
これらの山車は、黒や赤の漆で塗られ、金箔も使用して高級感あるデザインが特徴です。
また、山車は自在に伸縮できる迫りあげ式の構造を持っています。
山車の上には、精巧に作られた人形が配置されています。
牛若丸、弁慶、日本武尊、徳川家康、徳川家光、菅原道真など、山車によって異なる歴史的な人物を模した人形が乗っており、それが特徴的です。
細部にまでこだわったデザインが、各山車に独自の個性を与えているため、自身の好みに合った山車を見つける楽しみもあります。
木遣り
木遣り(きやり)も、川越まつりの魅力のひとつです。
木遣りとは、山車の行進を始める前に、とび職の人々が歌う伝統的な歌のことです。
「川越の木遣り」として、この歌は市の指定文化財として無形の民俗文化に認定されています。
長い歴史を持つ木遣りの歌声を聴けば、川越まつりの背後にある歴史の深さに思いを馳せることができるでしょう。
屋台はあるの?
お祭りの不可欠な要素と言えば、屋台ですね^^
川越まつりでは、「屋台村」としてたくさんの屋台が集まります。
なんと、出店される屋台の数は1000以上にも達します。
多くの人気飲食店が参加するため、食通の方にもたまらない光景です。
混雑状況は?
2日間で100万人の人出になります。かなりの混雑になります。
川越は、コンパクトと言うか狭いのでそこに大勢の人がいて山車も出てきてとなりかなり窮屈です。
小さいお子様と行く場合は、はぐれないように注意が必要です。
交通規制はあるの?
あります。変更点がある場合もあるので、詳細は以下より公式ホームページで最新の状況を確認しましょう。
川越祭りへのアクセス
【場所】
埼玉県川越市中心部(川越駅、本川越駅、川越市役所周辺)
【電車】
関越自動車道 川越IC、首都圏中央連絡自動車道 川島IC、首都高速埼玉大宮線 与野IC をご利用ください。
かなりの混雑になるので車での来場はオススメしません。
【車】
以下の何処の駅を降りてもお祭り会場近くです
JR川越線、埼京線 川越駅
東武東上線 川越市駅
西武新宿線 本川越駅
駐車場について
残念ながら、臨時駐車場などが設けられることはありません。
公共交通機関を利用することをオススメいたします。