ラベンダーが広がる畑は、その美しさに思わず息をのむほどです。
広大な園内には多様な花々のエリアが設けられており、豊かな自然の中で花とのふれあいを楽しむことが可能です。
園内にはラベンダーを使った製品を扱う店舗やカフェもあり、花を眺めながらゆったりと休憩を取るのにぴったりです。
ラベンダーの花期は早いものでは6月の後半から、遅いものでは8月の中旬までとされています。
また、温室ではラベンダーやゼラニウムが一年中美しく咲いており、夏の季節を逃しても楽しむことができます。
ファーム富田ラベンダー2024開花状況や見頃の時期いつ？
ファーム富田におけるラベンダーの開花時期は、通常6月下旬から早咲き品種が色づき始め、7月の中旬から下旬にかけて最も美しい時期を迎えます。
それに続き、ラベンダーの収穫が進行し、8月の初旬から中旬にかけてはほぼ全ての刈取り作業が完了します。
2024年6月24日の時点で、ファーム富田の早咲きラベンダー種は徐々に濃い色を帯びています。
今年2024年には、ファーム富田では従来通り早咲き品種である「濃紫早咲」や「ようてい」が7月の初旬から中旬にかけて、そして遅咲きの「おかむらさき」が7月中旬から下旬に見頃を迎える見込みです。
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ファーム富田の場所とアクセス
【場所】
ファーム富田
〒071-0704 北海道空知郡中富良野町基線北１５号
【営業時間】
9:00～17:00（季節によって営業時間は変更）
【定休日】
年中無休
【電車＆バス】
JR中富良野駅から徒歩25分、車で5分
臨時列車のノロッコ号のみ停車するJRラベンダー畑駅から徒歩7分で行くことができます。
ノロッコ号運転日：2024年6月8日、9日、15日～8月12日の毎日、8月17日～9月23日の土日祝日
【車】
旭川空港から約45分
ファーム富田に駐車場ある？
500台収容可能な無料駐車場があります。
ファーム富田の歴史と由来
初夏が訪れると、富良野市内各所で紫色のラベンダーが広がる絨毯のような風景が広がります。
富良野には多くのラベンダー畑が存在しますが、特に中富良野町にあるファーム富田は、この地で最も早く開園し、現在では年間100万人の観光客が訪れる日本最大級のラベンダー畑となっています。
「ファーム富田」はかつての良野地方で衰退していたラベンダー栽培を復興させ、観光資源としてのラベンダー栽培を確立した先駆けです。
この地は、ドラマ「北の国から」の撮影地としても使用されたことで知られ、富良野のラベンダー栽培の発祥の地とされています。
現在は世界中から観光客を引き寄せる「ラベンダーの聖地」として名を馳せています。
背景に十勝連峰と大雪山が聳える壮大な景観の中で、紫のラベンダーが広がる光景は見事です。
昭和51年に国鉄のカレンダーに掲載されたことで、一気に全国的な知名度を獲得しました。
園内には12の花畑が広がり、春から秋にかけてさまざまな花が楽しめます。
ラベンダーだけでなく、季節ごとに異なる花々が美しく咲き誇ります。
ファーム富田ラベンダー2024見どころとオススメ
冨田ファームの正門付近に位置する「花人の畑」では、5月には涼しげなムスカリやビオラが咲き乱れ、初夏から秋にかけてはマリーゴールドやケイトウが赤や黄色で畑を彩ります。
「彩りの畑」と名付けられた、起伏に富んだ丘陵地には、ラベンダー以外にも、赤いポピー、ピンクのコマチソウ、白いカスミソウが縞模様に植えられており、圧巻の景色を作り出しています。
ファーム内には3つの大規模なラベンダー畑が点在し、富田忠雄氏により昭和33年に香料用のラベンダー栽培が始められました。 ファームの起源となる「トラディショナルラベンダー畑」は、7月中旬になると、その斜面が鮮やかな紫色に染まります。
このトラディショナルラベンダー畑の頂からは、ラベンダーの紫の海を背景に十勝岳連峰と富良野盆地ののどかな風景が広がるのを眺めることができます。
さらに高い丘に位置する「森のラベンダー畑」では、「濃紫早咲」と「おかむらさき」という二つの品種が栽培されており、「濃紫早咲」は6月下旬から、「おかむらさき」は7月中旬からそれぞれ見頃を迎えます。
ファーム中央の「倖の畑」では、「おかむらさき」「濃紫早咲」「ようてい」「はなもいわ」の四種のラベンダーが色彩豊かに咲き誇ります。
また、香料生産に特化した「ラベンダーイースト」畑は、ファームから東に4キロメートルの地点に広がり、以下の期間中に開園します。
開園期間: 2024年6月29日（土）から7月下旬まで
開園時間: 9:30から16:30まで
この畑では、ラベンダーの他にもポピー、サルビアなど多様な花が春から秋にかけて楽しめます。
ファーム富田のラベンダーソフトクリームや香水など
昭和55年に富田ファームは自社の蒸留技術を開始し、昭和59年には独自開発の香水「フラノ」を市場に送り出しました。
花人の舎の2階に新たに設けられた香りの体験室では、5種類のラベンダーオイルを比較することが可能で、2021年に新たに発売された5種類のエッセンシャルラベンダーオイルもお土産として好評を博しています。
トラディショナルラベンダー畑のすぐ近くに位置する「香水の舎」では、オリジナルの石けん製造過程を見学することができるほか、ラベンダーのエッセンシャルオイルを使った独自の調香作業も間近で体験できます。
さわやかなラベンダーの香りが漂うラベンダーソフトクリーム（400円、カップは350円）は訪れた際のお楽しみです。
ファーム富田ラベンダー2024まとめ
北海道の代表的なラベンダー観賞地「ファーム富田」は、広大な敷地内に一年を通じて季節の花々が咲き誇り、毎年数多くの旅行者が足を運びます。
日本でも古い歴史を持つこのラベンダー畑は、紫の壮大な絨毯のように斜面を覆い尽くしています。
畑の頂上に登ると、風になびくラベンダー越しに富良野盆地や十勝岳連峰の壮大な景色が広がります。
ラベンダー以外にも、チューリップ、ポピー、コスモスなど季節ごとの花々が楽しめ、園内のカフェではラベンダーソフトクリームや北海道産の野菜を使ったカレーライス、その他オリジナルスイーツを堪能できます。
期間限定のスイーツも提供されており、家族連れにもお勧めです。
また、「ファーム富田」から車で約7分の場所に位置する「ラベンダーイースト」では、ラベンダーバスも運行しており、子どもたちにも楽しい体験ができます。
