「小樽 雪あかりの路」は、今では北海道を代表する冬のイベントとして知られています。
これは、小樽という北海道有数の観光地で開催される美しいアイスキャンドルのイベントです。
このイベントでは、小樽の街並みが幻想的な光に包まれ、年々多くの観光客を魅了しています。
小樽雪あかりの路の期間中、小樽市内全域でキャンドルが灯ります。
通常、メイン会場はJR小樽駅から徒歩圏内にある運河会場や手宮線会場ですが、市内各所でも大小さまざまな会場が設けられています。
このイベントは街全体で開催されるため、どこを歩いても幻想的な風景を楽しむことができます。
小樽雪あかりの路2024いつ?時間や場所など基本情報
小樽雪あかりの路2024は、以下の通り8日間の開催となります。
【開催期間】
2024年2月10日(土)~17日(土)
【場所】
運河会場A・運河会場B・北運河会場・手宮線会場・天狗山会場
その他、小樽市内各所
【点灯時間】
17:00?21:00
【入場料】
無料
小樽雪あかりの路2024会場場所までのアクセス(行き方)
会場はいくつかに分かれているので紹介していきます。
運河会場
【場所】
〒047-0007 北海道小樽市
JR小樽駅より徒歩10分程度
JR小樽駅から、中央通りと呼ばれる広い通りをまっすぐ進み、約1キロ進んだ先にあります。
会場Aは、浅草橋から中央橋までのエリアで、会場Bは中央橋から竜宮橋までのエリアです。それぞれのエリアでは、テーマに合った演出が行われます。
また、北運河会場は、「旧北海道代倉庫」前に設置されています。
小樽駅から大通りを直進すると、小樽運河が見え、案内看板もあるため、迷わずにたどり着けるでしょう。
さらに、小樽駅から小樽運河までのバスも約30分おきに運行しています。
手宮線会場
【場所】
小樽市色内1丁目7-1
小樽駅から小樽運河へ向かう途中に、右側に手宮線会場が大通り(中央通り)から徒歩約5分ほどの位置にあります。
小樽芸術村会場
【場所】
〒047-0031 北海道小樽市色内1丁目3-1
自衛隊によるザンギ無料配布や小樽芸術村内でのイベントが開催。
天狗山会場
【場所】
〒047-0012 北海道小樽市天狗山
夜には、山の頂上に向かうキャンドルやオブジェが灯され、美しい景色を楽しむことができる場所が用意されています。
アクセスは小樽運河ターミナルや小樽駅4番乗り場から約20分で可能です。
小樽雪あかりの路の魅力
夜には、小樽の町並みがさらに魅力を増します。
古い建築物が照明で彩られ、水路に沿った灯りが幻想的な雰囲気を生み出します。
中でも目を引くのは、小樽の冬の名物イベント「雪明かりの路」です。このイベントでは、雪で作られたランタンが町を美しく彩り、小樽の夜景を柔らかく照らします。
1999年にスタートしたこのイベントは、毎年2月に行われ、小樽の代表的な行事として親しまれています。
イベント期間中は、市内全体がキャンドルの光に包まれ、その数は約12万本にも上ります。
キャンドルの灯りは、国内外のボランティアの手によって一つ一つ丁寧に灯され、「温もり」が大切にされています。
このイベントは、光と歴史を重んじ、独特の温かさと柔らかなムードを生み出します。
「雪明かりの路」は、地元の詩人・伊藤整の詩に因んで名付けられました。その詩は、荒々しい雪嵐の後の穏やかな光を描いています。
イベントは、運河エリアや天狗山エリアなど5つのメイン会場と、約30の小規模会場で構成されています。
運河エリアでは、スノーキャンドルやアート作品が並び、水上には浮かぶキャンドルも灯され、歴史ある建物とのコラボレーションが楽しめます。
小樽運河とレンガ造りの倉庫が作り出すレトロな景観は、キャンドルの光によってさらに風情あるものに変わります。
水面に浮かぶキャンドルは、昔のニシン漁で使用されていたガラスの浮き玉の中に、キャンドルを灯しています。
もう一つの主要会場は手宮線エリアで、かつて小樽を支えた廃線になった貨物路線です。
現在は観光スポットとして再生され、キャンドルやオブジェがレール沿いに並び、運河エリアと並ぶイベントの主要会場となっています。
手作りの灯りは温もりを感じさせ、雪の中でゆらゆらと光ります。それぞれの灯りは、人々の祈りや願いを象徴し、雪の日も風の日もその小さな光を守り続けます。
小樽雪あかりの路2024の駐車場
イベント専用の駐車場はありません。近くのコインパーキングを紹介します。
【小樽観光駐車場】
〒047-0007 北海道小樽市港町5-2
【小樽市駅前広場駐車場】
〒047-0032 北海道小樽市稲穂3丁目10
【タイムズ小樽駅前第3】
〒047-0032 北海道小樽市稲穂2丁目12
小樽雪あかりの路2024のイベント
【ボランティアガイドによる案内ツアー】
雪あかりの路が誕生した経緯を聞きながら、ボランティアガイドが主要な場所を案内するツアーが提供されています。
また、雪のオブジェクトの制作やろうそくの明かりを灯す作業現場を観覧する機会もございます。
●開催日
2024年2月10日、11日、12日、17日
●開催時間
15:00~16:00(受付時間)
●集合、解散場所
運河プラザ一番倉庫
●所要時間
約1時間(少人数単位)
【SNSフォトコンテスト】
SNSで開催中の写真コンテストでは、雪の中の美しい光景を捉えた写真を投稿し、雪景色を称賛しましょう。
2024年のコンテストでは、新たに「雪ミク部門」が追加されました。受賞者には雪ミクや初音ミクのアイテムが贈呈されます。
コンテストの詳細情報は以下をご確認ください。
コンテストの詳細へ>>
「共に守り、隣り合い、挨拶し合う愛」
このメッセージは、ちりばめられた小さな光の中から、日本中で命を捧げて生きる人々に向けて、永遠に輝き続けます。
小樽市内にはJR銭函駅、豊足神社、市立小樽図書館など、さまざまな場所に小規模の光の展示があります。子供たちの笑顔と、手をつないで歩く人々が、目の前で通り過ぎます。
【小樽雪あかりの路の公式ろうそく】
2024年1月18日から2月17日まで、小樽雪あかりの路のオフィシャルキャンドルが販売されています。
これらの特別なキャンドルは、コンビニや企業で幅広く提供されていますので、ぜひ近隣の取扱店で手に入れてみてください。
これらの「公式キャンドル」は、熟練の職人によって1本1本手作りで製造されています。
厳しい小樽の冬の環境でも、風の影響を受けずに約4時間もの間、灯りを楽しむことができるように工夫されています。
小樽雪あかりの路の読み方
一応読み方の確認をしましょう。 小樽雪あかりの路の読み方は、 おたるゆきあかりのみち となります。
小樽雪あかりの路とは?歴史など解説
始まりは1999年、市民主導の手作りイベント「小樽雪あかりの路」は、その規模ではなく、共感と絆の広がりを大切にしてきました。
この冬の祭典は、雪の中で優しく揺れる光に、癒しや願い、時には祈りを込める人々の想いを映し出します。
暖かな平和が永遠に続くことを願いながら、毎年2月、この光のメッセージは地球の隅々に届けられます。
この祭りは北海道の冬の象徴として発展し、1999年の初開催から大きく成長しました。
参加する市民とボランティアは、訪れる人々を心からの暖かさで迎え、この時代の移り変わりの中でも、変わらぬ温もりを大切にしています。
小樽の古い街並みと廃線となった旧幌内道―手宮線の美しい舞台で、厳しい冬の中、数百のガラス製の浮き玉に灯されたろうそくが、星空のように水面を飾ります。
廃線跡地では、無数のろうそくの光が雪の中で優しく揺れ、幻想的な景色を作り出しています。
この光は、訪れる一人一人の願いや祈りを表し、私たちはこの繊細な光を大切に守り続けます。
雪の日も風の日も、小さな光と祈りは決して消えることはありません。
この小さな光を通して、「お互いを尊重し、支え合い、愛を分かち合う」メッセージを、一生懸命に生きる全ての人々に送り続けます。
「小樽雪あかりの路」は、伊藤整の『雪明りの路』に因んで名付けられ、時代を超えた重要なメッセージを伝えています。
かつては斜陽都市と見なされた小樽も、このイベントを通じて、その美しさと魅力を再発見しました。
手作りと参加型にこだわり続けるこのイベントは、暗闇を照らす12万本のキャンドルで小樽を温かく包み込みます。
地元の団体だけでなく、韓国や台湾からのボランティアも含め、2000人以上のボランティアがこのイベントを支え、厳しい自然環境に立ち向かいながらも、この特別な時を共有し、友情と感動を育んでいます。