白川郷、特に豪雪地帯として指定されています。
冬には積雪が2メートル近くに達し、この季節が最も白川郷らしいと言えるでしょう。
そして、1月と2月に特定の日に（計6回）、白川郷の合掌造り集落が期間限定でライトアップされます。
雪が降りしきる中、合掌家屋の窓から光が差し、かやぶき屋根に積もった雪は照明灯によって白く輝きます。
この幻想的な世界遺産のライトアップは必見です。
白川郷ライトアップ冬2024いつから？日程など基本情報
冬の初めに特別な日に、白川郷が夜に美しいライトで照らされ、毎年1月と2月に開催される特別なイベントがあります。
今年は、全6回ライトアップが開催されます。
【開催日】
1回目 1月14日(日)
2回目 1月21日(日)
3回目 1月28日(日)
4回目 2月4日(日)
5回目 2月12日(月・祝)
6回目 2月18日(日)
【ライトアップ時間】
17:30 ～ 19:30
白川郷ライトアップ冬2024ツアーについて
白川郷のライトアップに参加する場合、事前予約が必須です。以下の4つの方法で予約が可能です
●宿泊予約を行う
●日帰り用の駐車場を予約する
●バスツアーへの参加を予約し、高速バスの席を確保する
●タクシーを利用する
一方、ライトアップ以外の時間帯（日中）に観光する場合は、予約は不要です。
ただし、白川郷へは車でしかアクセスできず、日中観光時には駐車場が15時までしか使用できないため、時間に注意してください。
15時以降は退出が必要です。
白川郷ライトアップ冬2024展望台からの鑑賞
荻町展望台は、白川郷（荻町エリア）の美しい景色が楽しめる人気の写真撮影スポットです。
通常、展望台へのアクセスには長い待ち行列ができますが、現在は宿泊客とバスツアーの予約客のみが入場できます。
ライトアップの特別な日には、展望台は午前から午後3時45分まで、村を訪れるすべてのお客様に開放されています。予約は不要です。
ただし、展望台ではカメラ関連の装備（三脚、一脚、ドローン、はしごなど）の使用は禁止されています。
また、日中のシャトルバスは午前9時から午後3時40分まで、20分ごとに運行しており、事前の予約は不要です。展望台へは和田家から徒歩でも15～20分で行けます。
ライトアップの期間中は、車両は展望台まで進入できませんので、ご注意ください。
【展望台チケットの入手方法】
■白川郷に宿泊する場合
白川郷の宿泊施設を予約する際、白川郷観光協会のウェブサイトから予約すると、展望台チケットの抽選に参加する機会があります。
2024年に関する応募締め切りは、2023年10月31日となっています。
■ 高速バス利用のライトアップイベントツアー予約の場合
"展望台チケット"の有無は、提供されるプランによって異なるため、予め確認が必要です。
白川郷への高速バス路線（予約制）もご利用いただけます。
高速バスツアーは、濃飛乗合自動車、加越能バス、富山地方鉄道の3社が提供予定です。
また、濃飛バスでは、期間限定の定期観光バスとして、「2024年白川郷ライトアップバス」を運行しています。
展望台からの鑑賞付きバスツアーはコチラ＞＞
白川郷ライトアップ2024駐車場
自家用車で行く場合、白川郷観光協会のウェブサイトから駐車場の事前予約を行ってください。
2019年からは、鑑賞のための整理券が抽選で配布されるようになりましたが、駐車場も先着順の完全予約制となっています。
また、渋滞が予想されるため、車での訪問には30分から1時間の余裕を持って行動することが必要です。
白川郷ライトアップ冬2024服装に気をつけよう
外出時には、適切な防寒対策を施し、暖かい服装を心がけてください。
長めのダウンコート、手袋、マフラー、そして帽子は必需品です。
暖かいセーターやパーカー、そして耐寒性の高いシャツをインナーとしておすすめします。
湿気を吸収し発熱する素材のインナー、例えばヒートテックやブレスサーモも最適です。
足元も寒くなるので、厚手の靴下を履いてください。
ホッカイロも有用なアイテムです。
また、滑りにくいブーツで外出し、長靴も防寒性を考慮して選びましょう。
白川郷での宿泊予定の場合、宿泊施設によっては長靴の貸し出しサービスが提供されることもありますので、確認してみてください。
白川郷ライトアップ2024抽選や予約方法は？
白川郷ライトアップ2024は、完全事前予約制と入場チケット制になっています。
当日にふらりと出掛けても入場できないのでご注意ください。
抽選や予約方法の詳細は白川郷の公式サイトを確認してください。
白川郷観光協会の公式サイトへ＞＞
白川郷ライトアップ2024アクセス
【場所】
白川郷
岐阜県大野郡白川村荻町1086
最寄駅：白川郷（バス停）
●金沢駅からのアクセス
【金沢駅】- 高速バス・濃飛バス / 高山バスセンター行き →【白川郷バス停】
●富山駅からのアクセス
【富山駅】- 高速バス・濃飛バス / 高山バスセンター行き →【白川郷バス停】
●名古屋駅からのアクセス
【名古屋駅】- 高速バス・岐阜バス / 白川郷行き →【白川郷バス停】
白川郷ライトアップ冬2024見どころや魅力
岐阜県の白川郷は、自然がそのまま残る美しい場所で、合掌造りの集落が点在しています。
1976年には重要伝統的建造物群保存地区に指定され、日本の原風景と言えるでしょう。
現在でも合掌造りの建物は100軒以上が残り、1995年には同じく合掌造りの五箇山とともに、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
和田家は国の重要文化財として指定され、荻町集落で最大の合掌造りの住居です。
現在も人々が生活し、一部が一般公開されています。
案内人からは和田家の構造や歴史についての解説が受けられます（入館料：大人400円、子供200円）。
この白川郷はまさに時間が止まったような美しい景観で、住民たちの努力に思いを馳せます。
季節ごとの風景の変化も魅力で、一年中観光客が訪れますが、冬の雪景色も魅力的です。
特に注目すべきは、白川郷の冬季ライトアップイベントです。
歴史あるこのイベントは2024年で第38回目を迎えます。
第38回の白川郷冬季ライトアップは、1月と2月の中の日曜日と祝日の6日間に開催され、合掌造りの建物がライトで照らされます。
厳しい天候に耐える合掌造りの建物が雪に覆われ、幻想的な景色が広がります。
ライトアップされた合掌造りの家々が美しく浮かび上がり、雪の光が一層魅力的に映えます。
また、荻町地区にある明善寺からは「逆さ合掌造り」が見え、水面に反射する景色はまるでアート作品のようです。
ライトアップされるとより美しく映ります。
和田家は二方向から照らされ、その大きさが際立つ仕様になっています。
天守閣展望台からは白川郷荻町の景色を一望でき、ライトアップ期間中は特に美しい雰囲気です。
合掌造りの集落が雪景色に広がる白川郷はまるでおとぎ話の世界であり、天気が良ければ荻町の向こうに白山連峰も見えます。
また、温かい飲み物や飛騨そば、石割豆腐などの食べ歩きグルメも楽しむことができます。
