湯島に位置する湯島天神は、458年の創設以来、1355年には菅原道真を祀り、学問の守護神として名声を博してきました。
この神社は、全国から尊敬を集める場所であり、学者や文化人によって長年にわたり敬愛されています。
特に2月の後半から3月の初めにかけては、300本もの梅が約20種類咲き誇り、訪れる人々の目を楽しませています。
中でも、江戸時代から愛されている「白加賀」種の梅が植樹の大部分を占め、その美しいしだれ梅は訪問者を引きつける魅力の一つとなっています。
湯島天神の梅は見頃いつ?開花状況もチェック
湯島天神には、主に「白加賀」という種類の梅が植えられており、これらの梅は全体の70%から80%を占めています。
また、気象庁が行う生物季節の観測において、「うめの開花」の指標とされる木もこの白加賀に属します。2024年には、東京でこの梅の開花が平年に比べて13日も早い1月9日に記録されました。
白加賀梅は、南高梅に比べるとより長い歴史を持ち、江戸時代から日本で栽培されてきた品種です。
特徴としては、白くてシンプルながらも梅特有の美しさを持つ花を咲かせます。全体の本数は少なめですが、中には見事に美しいしだれ梅も見られます。
通常、白加賀梅の最も良い観賞期は2月中旬から3月の初旬にかけてですが、3月の初めにも美しい花を楽しむことができます。
【今年の開花状況】
1月9日
【見頃】
2月中旬~3月頭
今年は、暖冬になると予想されているので2月下旬には満開になりそうです。
湯島天神の最新の開花状況が確認出来るサイトがあるので、お出かけ前に確認してみると良いでしょう。
湯島天神の梅の最新の開花状況へ>>
湯島天神の梅まつり(文京梅まつり)2024いつから?時間やライトアップなど基本情報
梅の見頃の時期に合わせ、湯島天神では、昭和33年から「梅まつり」が開催されています。
おおよそ1か月間開催される湯島天神の梅まつりは、今年、67回目を迎えます。
初春の東京の風物詩ともいえる存在です。
【開催期間】
2024年2月8日(木)~3月8日(金)
【時間】
8:00~19:30
【入場料】
無料
【イベント】
●神輿の渡御:
2月25日 13:00出発、15:00宮入
●奉納演芸
土日祝 江戸里神楽、日本舞踊、講談、歌謡、ダンス、三味線、白梅太鼓等
●野点
期間中の各日曜日
●カラオケコンクール
決勝3月2日
●チャリティー販売
土日祝 地元の老舗等
●物産展
2月10日~12日 熊本(天草四郎観光協会)
2月17日、18日、23日 青森(平川市物産協会)
2月24日、25日 島根(津和野町)、石川(金沢市)
3月2日、3日 福島(天栄村、西郷村)
●似顔絵チャリティコーナー
東大まんがクラブ
●作品展示
東京藝術大学
湯島天神で毎年昭和33年以降、梅の花が最も美しい時に合わせて開催される「梅まつり」は、今年で67回目を迎え、東京の初春を彩る名物行事として親しまれています。
約1か月にわたり続くこの祭りは、2024年も例外なく開催され、訪れる人々に春の訪れを告げています。
2024年の梅まつりでは、公式には発表されていないものの、夕方から20時頃までの梅のライトアップが予想されており、インターネット上の情報源からはそのような情報が得られることがあります。
ライトアップにより、梅の木々は夜の闇に映え、昼間とは一味違った、幻想的かつロマンチックな雰囲気を醸し出しています。
また、この時期は昼間に比べて訪れる人の数が少なくなるため、混雑を避けたい方にも最適です。
さらに、2024年の祭り期間中には、特別な御朱印が用意される予定で、参拝者にとって特別な記念となるでしょう。
湯島天神の梅まつり2024屋台はあるの?
湯島天満宮の梅祭りの際には、参道から神殿にかけて多様な食べ物や飲み物を提供する出店が軒を連ねます。
敷地内には、訪れる人々が日本の伝統的な雰囲気を楽しめるように、休憩用のベンチが用意されており、これらのベンチ周辺には様々な出店が見られます。
祭りでは、約30軒の店が、たこ焼きやお好み焼き、焼きそばから和菓子や甘酒に至るまで、多種多様な商品を提供します。
この神社では、梅祭りを含む季節ごとの行事で、酒まんじゅうや揚げまんじゅう、甘酒などの人気のある商品が売られており、手軽に持ち帰りできるように包装されています。
また、湯島天満宮独自の「江戸風味七味唐辛子」は、その特徴的な香りと辛さで多くの料理に彩りを加え、訪れる人々に好評です。
出店は概ね、神社の開門時間に合わせて開店し、梅祭り期間中は夜遅くまで活気づいています。
さらに、合格祈願のお守りなどの縁起物も販売され、参拝者にとって魅力的な特色を提供しています。
湯島天神の梅まつり2024混雑はどう?
湯島天満宮の梅祭りは春の始まりを祝う重要なイベントで、年間約40万人がこの祭りに参加します。
祭りの期間は一ヶ月にわたり、訪れる人々は全体的には散らばっていますが、2月の中旬から末にかけて梅の開花が最高潮に達するため、この時期は格別に人出が多くなることが予想されます。
特に2月の末には多様な活動が一斉に行われることから、人出がさらに増加する見込みです。
このような時には、イベントスペースや梅園での混雑が不便をもたらすことがあります。
混雑を避けて快適に梅の花を楽しむためには、次の時期に訪問することをお勧めします。
平日または夜間
祭りが始まってからの最初の週(2月8日以降)
祭りの終わり頃(3月8日前)
これらの時間帯に訪れれば、人出を避けつつ、梅の花を心ゆくまで楽しむことができるでしょう。
湯島天満宮には2つの梅園があり、特に女坂と男坂の間に位置する梅園は訪問者が少なめで、静かに花を鑑賞できるスポットです。
また、この時期は学生の試験シーズンとも重なり、観光客のみならず、試験合格を願う人々の訪問も多いです。
その結果、神社でのお参りや祈願活動には平常時よりも長い時間が必要とされる場合があるため、計画を立てる際にはこの点を考慮に入れることが重要です。
湯島天神の梅まつり(文京梅まつり)2024のアクセス
【場所】
湯島天満宮
〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目30-1
【電車】
東京メトロ千代田線「湯島」駅3番出口より徒歩2分
東京メトロ銀座線「上野広小路」駅A4出口より徒歩5分
東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」駅より徒歩10分
JR山手線・京浜東北線「御徒町」駅北口より徒歩8分
都営地下鉄大江戸線「上野御徒町」駅A4出口より徒歩5分
都バス都02、上69「湯島三丁目」より徒歩2分
B-ぐる本郷・湯島ルート「湯島天神入口」 より徒歩1分
【車】
首都高速 環状線「神田橋」より約2.0km
首都高速 上野線「上野」より約1.4km
※上野線には千葉方面(6・7・9号線)からは乗り入れ出来ません
白山通り「春日町」交差点より約1.3km
靖国通り「小川町」交差点より約1.5km
湯島天神の梅まつり(文京梅まつり)2024の駐車場
近くにいくつかあるので紹介します。
【タイムズ湯島天神第1】
〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目30
駐車台数 12台
入出庫可能時間 24時間入出庫可
最大料金(繰り返し適用) 08:00-20:00 最大料金2800円
20:00-08:00 最大料金400円
通常料金 00:00-00:00 20分 220円
【タイムズ湯島天神第2】
〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目29
駐車台数 8台
入出庫可能時間 24時間入出庫可
最大料金(繰り返し適用) 08:00-20:00 最大料金2800円
20:00-08:00 最大料金400円
通常料金 00:00-00:00 20分 220円
湯島天神の梅まつり(文京梅まつり)2024の見どころや魅力
湯島に位置する湯島天満宮は、学問の守護神、菅原道真を祀ることで知られる神社です。
ここは「天満宮」や「天神さん」として親しまれ、年間を通して、試験に臨む学生や子供たちの成功を願う訪問者で賑わいます。
また、宝くじの運、恋愛成就、健康回復の願いも叶える東京の主要なスピリチュアルな場所とされています。
この神社の銅製鳥居は1667年頃に奉納され、時を経て何度も修復され、1970年には東京都の指定文化財に認定されました。
この鳥居は幅約3.88メートル、高さ約6.81メートルという大きな鋳物で、古さと価値を兼ね備えています。
湯島天神の特色の一つは「撫で牛」の像です。
菅原道真の牛への深い愛情にちなみ、訪れた人は自分の悩みを持つ体の部分を撫でると良いとされています。
加えて、この地は江戸時代から梅の名所として知られ、多くの人々に愛されてきました。
梅園には、泉鏡花も称賛するほどの美しさの梅が約300本植えられており、そのほとんどが「白加賀」という品種です。
さまざまな早咲きや遅咲き、白梅や紅梅など、多種多様な梅が楽しめ、訪れる時期によって異なる景色を堪能できます。
梅の花が春の訪れを告げる一方で、まだ寒さが残る時期もあり、訪問の際は暖かくして来ることが推奨されます。
湯島天神の梅まつり(文京梅まつり)2024まとめ
調査を進めた結果、湯島天神梅祭りが長年にわたり受け継がれてきた歴史と、江戸時代以来の深い人々の関心を感じ取ることができました。
このお祭りは単なる花見以上のものであり、東京はもちろん、日本各地の文化や伝統に触れる貴重な機会を提供してくれます。
休日や祝祭日には、様々なイベントが開催され、梅花の鑑賞だけでなく、多彩な活動を楽しむことが可能です。
湯島天神梅まつりの魅力をこの機会に十分に享受してみることをお勧めします。