湯島天神は、関東地域の三大天神社の一つで、学問の神として尊ばれている神社です。
受験生にとっては特に重要な場所で、東葛地域からも簡単にアクセスできます。
この神社は湯島天満宮とも呼ばれ、合格祈願だけでなく、学問の成就や修学旅行に訪れる学生たちで賑わっています。
それでは、詳しく見ていきましょう。
湯島天神合格祈願2024いついく?時期について
この神社は学問の神、菅原道真公を祭っており、学業に対する神のご利益があると信じられています。
毎年12月になると、既に受験合格を願う絵馬がたくさん掛かっています。
受験合格を願う際、適切なタイミングを選びたいと思うことでしょう。
実際には、「受験までに参拝できるなら、いつでも構いません!」とのことです。
神社での祈願は通常、1年間のご利益があるとされており、参拝のタイミングと神の恩恵には関係がないようです。
湯島天神は1年の中でも特に1月に混雑します。
もし1月に参拝する予定なら、お正月明けがおすすめです。
毎年1月25日には鷽替神事が行われますが、土日と重なる年は混雑が予想されるので、注意が必要です。
寒い冬の時期には、暖かくなる午後に参拝する人が多いようです。
混雑を避けたい場合、午前中の早い時間がおすすめです。
どんな時でも、お都合の良い時にゆっくりと参拝し、神のご加護を受けてくださいね。
湯島天神合格祈願2024本人以外も大丈夫です
受験に際しての祈願は、本人だけでなく代理で行うこともあります。
これを「代参り」または「代参」と呼びます。
この伝統的な参拝方法は江戸時代から行われており、正式な方法として認識されています。
江戸時代から伝わるこの伝統的な方法は、元宮内庁書陵部の首席研究官である飯倉晴武氏がベストセラー『日本人のしきたり』で紹介しています。
代参を行う際には、祈祷対象者と代理者の関係を神に明確に伝えることが重要です。
氏名、関係、住所、生年月日、年齢、受験する学校などを具体的に伝え、明確に願い事を述べることが良いとされています。
具体的には、「私は〇〇〇〇の姉、花子です。○○市に住む弟、△△△△が□□高校の受験を控えており、一生懸命勉強しています。
どうか神様、彼を守ってください。」といった具体的な願い事が良いでしょう。
また、湯島天神では、直接参拝が難しい場合でも、郵送でお守りを受け取ったり、祈祷を依頼することができます。
湯島天神のご利益を受ける際に、混雑や移動のストレスを気にする必要がないのは便利です。
郵送の場合、申し込みと現金書留での支払いが完了すると、商品が発送されます(日時指定はできません)。
お守り以外にも、人気の学業鉛筆や木札なども郵送で提供されています。
湯島天神合格祈願2024お守りや絵馬について
湯島天神を訪れた際に、おすすめしたいのがお守りです。
特に人気があるのは学業守と呼ばれるお守りです。
このお守りは、学業の成功と試験合格を祈願するためのもので、赤色、白色、青色の3つのバリエーションがあり、1つあたり800円です。
同様に、学業守と同じく学業の成功と試験合格を願うための学業錦守も販売されています。
学業錦守も3つの異なる種類があり、価格は1つあたり800円です。
これらのお守りはビニールカバーに包まれており、バッグに取り付けることもできます。
さらに、難関資格の取得を目指す方におすすめの資格勝得守も用意されています。
このお守りは、近くで成功をもたらすと信じられています。
湯島天神では学業の成功や試験合格だけでなく、健康や縁結びなどの願い事にも関連するお守りが取り扱われています。
健康を願う身体健全お守りや、病気平癒お守り、縁結びお守りなどがあります。
また、開運絵馬も提供されています。
湯島天神の開運絵馬には、学問の神である菅原道真公が牛に乗っている姿が描かれており、ご利益が高いと評判です。
開運絵馬には2つのバリエーションがあり、販売期間によって絵柄が異なります。
1月から4月までの期間に販売される開運絵馬には干支が描かれ、4月から12月までの期間に販売されるものには菅原道真公の姿が描かれています。
どちらも同じ効果が期待できますが、学問の神である菅原道真公の絵馬で合格祈願するのも良いかもしれません。
絵馬には絵が描かれていない面に願い事を書き込み、表面には「奉納」と記入するのが適切な方法です。
丁寧に心を込めて願い事を書き、神様にお伝えしてみることをお勧めします。
湯島天神合格祈願2024鉛筆などのグッズもチェックしよう
多くの人々が湯島天神の祝福を受け、学業の成功と試験合格を願ってお守りや御札を手に入れています。
その中には、学業鉛筆と呼ばれるものも含まれています。
この学業鉛筆は6本のセットで提供され、それぞれの鉛筆には格言が刻まれています。
これらの格言は学業成就や試験合格を願うだけでなく、学業に励むすべての学生にとっても人気があります。
"自己信頼は努力から生まれる"、"他人に頼らず自分で問題を解決せよ"、"一歩一歩前進し続けよ"などの格言は、受験生だけでなく、多くの人々にとって励みとなっています。
湯島天神合格祈願やり方と祈祷料について
湯島天神で願い事がかなうとされる、勝利と運を向上させる方法は、公式の儀式に従って参拝することです。
前もって、正式な参拝手順を確認し、訪れてみてください。
最初に、湯島天神の鳥居をくぐる前に、鳥居の前で軽く頭を下げます。
その後、鳥居をくぐると、手水を使って手を清めます。
必ず清浄な状態でお参りしましょう。
湯島天神では、他の神社で見られる鈴は使われていません。
お賽銭箱にお金を入れ、その後でお参りを行います。
湯島天神への参拝の際、礼拝は二拝二拍手一拝の手順に従います。
正式な方法でお参りすることで、少しでも願い事が叶うかもしれません。
また、湯島天神での合格祈願には、予約は必要ありません。
ただし、当日の受付は必要です。
受付時間は午前9時15分から午後4時30分までです。
祈祷料金は5000円、10000円、20000円が用意されています。
湯島天神が学問の神様なのはなぜ?
「湯島天満宮(湯島天神)」は、通称「学問の神様」として知られ、合格祈願の名所として多くの人に愛されています。
ここでは、この神社の祭神とご利益、そして「天神」と「学問の神様」の由来について詳しく紹介いたします。
湯島天満宮(湯島天神)は、約1500年前の古墳時代に創建された神社で、もともとは「天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと)」を祀る場所でした。
正式名称は平成12年に決まった「湯島天満宮」です。
「天之手力雄命」とは、力強い神様で、岩に隠れてしまった天照大神を助け出したという伝説があり、開運や勝運、仕事運、スポーツ運、くじ運などさまざまなご利益をもたらすと信じられています。
では、なぜ湯島天神が「学問の神様」として崇められるようになったのでしょうか。
それは、南北朝時代の1355年に、学者である「菅原道真」がもう一つの祭神として合祀されたことに由来しています。
菅原道真は平安時代に醍醐天皇の右大臣を務めた学者で、詩や書に優れ、勉学に秀でた人物でした。
そのため、学問の神様として祀られることとなりました。
ただし、優れた学者であるだけでは神として祀られることはないのです。
菅原道真が「天神様」と呼ばれるようになったのには、さらなる背景があります。
彼は政敵である左大臣の「藤原時平」に虚偽の告発を受けて福岡の太宰府に左遷され、そこで亡くなりました。
しかし、その後、都に疫病が蔓延し、藤原時平も病死したことから、人々はこれを菅原道真の呪いと恐れ、京都に「北野天満宮」を建立してその怒りを鎮めようとしました。
この天満宮で、菅原道真は「天神」として祀られることになったのです。
その後、菅原道真の学問の才能を尊敬し、模範とする人々が増え、「学問の神様」としての信仰が広まりました。
湯島天神合格祈願アクセス
【場所】
湯島天神
〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目30-1
【電車】
東京メトロ千代田線「湯島駅」(徒歩約2分)
東京メトロ銀座線「上野広小路駅」(徒歩約5分)
東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目駅」(徒歩約10分)
JR山手線・京浜東北線「御徒町駅」(徒歩約8分)
都営大江戸線「上野御徒町駅」(徒歩約5分)
湯島天神の見どころについて
湯島天神は合格祈願の名所として有名ですが、観光スポットとしても魅力的な要素があります。
この神社には、菅原道真と深い縁があるとされる牛が特別な役割を果たしています。
彼の遺言には、「自分の遺骸を牛に載せ、人に引かせず、その牛が止まる場所が私の墓所となるように」というものがあります。
その結果、その牛は黙々と東に進み、安楽寺四堂の近くで止まり、そこが彼の墓所とされました。
天満宮にはお祈りを叶えるとされる「撫で牛」が置かれており、体の不調な部分を撫でることで、病気の回復が期待されています。
湯島天神の本殿は、樹齢250年とされる木曽ひのきを使用した、純木造の建築物です。
現在の建築基準法では木造建築物の新設が防火地域で認められていませんが、湯島天神の本殿は万全の防災設備を備え、建設大臣によって特別に許可された建物として存在します。
境内には、「男坂」と「女坂」と呼ばれる石段があります。
男坂は38段、女坂は33段で、女坂は比較的緩やかな階段です。
この坂の上からは、歌川広重の名所「江戸百景」の一部である「湯しま天神坂上眺望」に描かれた風景を楽しむことができます。
春になると、坂の両側には白梅が咲き誇り、美しい景色を楽しむことができます。
また、「奇縁氷人石(きえんひょうじんせき)」としても知られる石があります。
かつて、この石は迷子を探す際に名前を書いた紙を貼る場所として使われ、見つかったら子供の特徴を記した紙を貼り付けて知らせる役割を果たしていました。
この石にお願いすると、失くした物や迷子が見つかると信じられています。
さらに、この石は男女の仲を取り持つ力があるとも言われています。
湯島天神を訪れたら、必ず見逃せないのが「梅園・筆塚」です。
菅原道真が愛した花である梅の花が春になると白、赤、ピンクと色とりどりに咲き誇り、神社を美しく彩ります。
梅園の右側には、筆を供養するための「筆塚」があります。
湯島天神の筆塚は、泉鏡花の手によるもので、昭和17年に建立されました。
特に、宝くじの元となった「富突(とみつき)」の実物や歌川広重の「江戸名所百景」は、他では見られない貴重な展示物です。
この宝物殿は、9時から17時まで一般の観光客に開放されており、入場料は一般500円、高校・大学生300円、小・中学生200円です。
湯島天神の入口には「表鳥居」という、都内で最も古い鋳造の鳥居が立っています。
この鳥居は寛文7年(1667年)に寄進され、東京都の有形文化財に指定されています。
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