天神様として知られる菅原道真を祀る大阪の天満宮は、学問の守護神としての名声のほか、美しい梅の花で親しまれています。
この神社では、毎年「てんま天神梅まつり」という梅花祭が行われています。
道真公は梅の花に特別な愛情を持っていたことで知られており、そのためか境内やその北に位置する星合池の辺りでは、様々な種類の梅が約100本植えられ、見事に花を咲かせています。
神社の敷地を一周すると、道真公がどれほど梅を愛したかが感じられるでしょう。
大阪天満宮てんま天神梅まつり2024見頃や開花状況について
大阪の天満宮にある梅林が一年のうちで最も美しく見えるのは、通常2月の半ばから3月の半ばにかけてです。
天候によっては、花の最盛期が年によって異なることがあります。
2024年2月中旬の時点で、天満宮の梅の中には、ほぼ満開に近い状態のものも見られます。
今年は比較的暖かい冬を迎えていることから、2月の後半に天満宮を訪れると、見事な梅の花を堪能できる見込みです。
大阪天満宮てんま天神梅まつり2024梅酒と屋台について
春の始まりを祝う伝統的な「梅祭り」が、毎年梅の花が最も美しい季節に行われます。
参集殿である百畳の書院造りでは、二百年以上生きた老木や様々な名木の「盆梅と刀剣展」が展示され、観賞することができます。
さらに、境内では梅の木の下でお茶を楽しむカフェや、「てんまーと」と称されるアート&クラフトの市場が設けられています。
特製の「梅ノ木餅」や「梅昆布茶」、「ぜんざい」、「梅うどん」など、地元の味を提供する茶店があり、梅祭りの記念品や食べ物の屋台も楽しむことができます。
大阪天満宮で有名なのは、全国から300種類の梅酒を集めた「天満天神梅酒大会」もあります。
このイベントでは、梅酒を愛する人々が集まり、梅の花と共に春の訪れを待ちわびます。
世界最大級の梅酒フェスティバルとしてギネスワールド記録にも認定されています。
2024年には、前年に引き続き「盆梅と刀剣展」のみが特別に開催され、その他の屋台についての情報はまだ公表されていません。
また、大阪天満宮の宝物から選ばれた「天神画像」や、歴史上の人物に関連する刀剣などが展示されています。
梅の木の盆栽展では、約100年生の「八重野梅」や、約80年生の「古金欄」など、約50鉢が展示され、訪れる人々を魅了します。
梅の香りに包まれながら、大阪天満宮で早春の訪れを感じることができるでしょう。
美しい梅の花と梅酒を楽しみながら、春の到来を祝う特別な時間を過ごしてみてはどうでしょうか。
■てんま天神梅まつり
盆梅と刀剣展
【開催期間】
2024年2月10日(土)~ 3月3日(日)
【開催時間】
午前9時半~午後4時30分まで(入場受付は午後4時まで)
【拝観料】
大人700円(高校生以上) 小人400円(中学生以下)
【イベント】
梅うどんなどの販売
天満天神梅酒大会(梅酒約300種類)
盆梅と刀剣展
アートクラフト市 陶器市
振る舞い梅餅
水墨画奉納式
土産物の販売
アームレスリング選手権
骨董市 など
大阪天満宮てんま天神梅まつり2024見どころと魅力
北区天神橋周辺に位置する「大阪天満宮」は、地元の人々に「天満の天神さん」という愛称で親しまれている神社で、学業や芸術の守護神である菅原道真をお祀りしています。
この神社は、京都の北野天満宮や福岡の太宰府天満宮と並び、全国的にその名が知られており、多くの受験生やその家族が成功を願って訪れる場所です。
901年に菅原道真が九州への左遷の途中、この場所を訪れて旅の安全を祈ったと伝えられています。
道真公は梅の花をこよなく愛し、その情熱は和歌や漢詩にも表れています。
この神社には、梅が象徴として欠かせなく、特に境内の北側に位置する星合池の近くには、白梅や紅梅が約100本植えられており、訪れる人々に春の訪れを告げる美しい景色を提供しています。
この梅林は、大阪で春の訪れを告げる名所としても知られ、訪れる人々はその華やかな色と香りを楽しんでいます。
大阪天満宮てんま天神梅まつりとは
大阪にある天満宮で、菅原道真を祀る神社では、2月の中旬に梅が最も美しく咲く時期に合わせ、「天満天神の梅祭り」が催されます。
この時、百畳もある伝統的な建物内で、盆栽にされた梅と古い刀剣の特別展示会が開かれます。
200年以上の歴史を持つ名木や、神社に縁のある歴史的人物と関連する刀剣が、訪れる人々の目を楽しませます。
大阪天満宮てんま天神梅まつりアクセス
【大阪天満宮】
〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋2丁目1-8
【電車】
・大阪メトロ 谷町線もしくは堺筋線「南森町駅」下車の場合
4番出入口を出てすぐ天神橋筋商店街を右(南方面)へ進み、二ツ辻目を左へ曲がり50m程度進む
・JR東西線「大阪天満宮駅」下車の場合
7番出入口(東西線アクセスビル)を出てすぐ天神橋筋商店街を左(南方面)へ、二ツ辻目を左へ50m程度進む
【車】
高速道路、環状線北浜出口を左へ、高速道路守口線下を左へ、二ツ目の信号を右へ交差点(信号)を経て100m
1.南森町交差点、天神橋筋を南へ
2.二つ目の信号を左折
3.約100メートル直進すると左手に駐車場入口がございます。
大阪天満宮てんま天神梅まつり駐車場
大阪天満宮には参拝者用の駐車場があります。
ただ、イベント時には駐車できない場合もあるので注意が必要です。
近くのコインパーキングを利用することになります。
大阪天満宮てんま天神梅まつり盆梅と刀剣展
この展覧会では、参集殿と呼ばれる広々とした空間に、二百年を超える歴史を持つ古木や希少な種類の盆梅が展示されています。
展示されている約50点の盆梅は、その美しさで訪れる人々を圧倒します。また、その香りには心を癒す効果があります。
加えて、天満宮が所蔵する珍しい刀剣や天神を題材にした画像も鑑賞可能です。
展示されている刀剣には、歴史的に著名な人物、例えば源義家や足利尊氏といった人物にゆかりのあるものが含まれています。
天神を描いた画像は、菅原道真を表した作品です。
これらの展示品は、芸術的な価値も非常に高く、見る人を魅了します。
美術愛好家や刀剣ファンにとっては、見逃せない展示会でしょう。
てんま天神梅まつりでは、梅をテーマにした食品や飲料も提供されています。
梅を使った「梅うどん」や「梅昆布茶」などの特別な料理や飲み物が楽しめます。
梅の美しい花々を眺めながら、梅の風味豊かな料理や飲み物で味わい深い時間を過ごしてください。
梅の花はもちろんのこと、盆梅や刀剣など、様々な魅力がこのまつりにはあります。
また、菅原道真に祈願して、学業成就や合格を願うことも可能です。
特に、受験シーズンには多くの受験生がこの場所を訪れ、筆やノートなどの文房具を持参して祈りを捧げます。
大阪天満宮てんま天神梅まつり2024まとめ
大阪にある天満宮は、学問の神様を祀っていることで知られていますが、その美しい梅の花でも人気があります。
毎年、この神社で行われる梅祭りでは、盆梅展示や武士の刀などの展示会に加えて、梅酒の試飲会など、多彩な催しが開催されます。
この梅祭りは、梅の開花時期に合わせて開催され、春の訪れを告げる行事として親しまれています。
梅の花を眺めるだけでなく、梅酒や梅を使ったお菓子など、梅にちなんださまざまな体験ができるため、訪れる価値があります。