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三国祭【2024】いつ?山車や人形の歴史や目的に屋台とスケジュールにアクセスと駐車場など詳細情報

三国祭は江戸時代中期から続いている、伝統深い三國神社の年中行事であり、北陸地方の三大祭りの一つに数えられています。



特に注目されるのは、毎年4月20日に開催される武者人形を飾った山車のパレードで、その高さは約6.5メートルにもなります。
このパレードでは、笛、太鼓、三味線の演奏を背景に、壮大な山車が三国の街を進みます。

三国祭2024いつ?時間や場所にスケジュールなど基本情報

三国祭2024の開催概要は以下となります。

【開催期間】
2024年5月19日(日)、2024年5月20日(月)

■2024年5月11日 渡り初め
四日市区15:00~ 一の部地区
大門区15:00~ 一の部地区
下西区14:00~ 二の部地区
三国祭保存振興会15:00~ 一の部地区
南末広区13:00~ 三の部地区
竪区・上横区12:00~ 四の部地区渡り初め

■2024年5月15日 17:00~ 宮開き式
宮開きの神事が行われます。神殿が開かれ、三國神社にのぼりが立てられます

■2024年5月15日~18日 10:00~17:00 山車展示
巡行山車6基が展示されます

■2024年5月18日 13:00~ 山車奉納祭
山車奉納当番区長が参拝し、お祓いが行われます

■2024年5月19日(日)
大祭式典
10:00~  三國神社で神事が執り行われます
宵山車巡行
18:30~21:00
三国神社から旧森田銀行付近までを、高張提灯を先頭として、三国保存振興会の山車「狐忠信」が練り歩きます。

■2024年5月20日(土)
中日祭
8:00~ 各山車蔵から出発し、三國神社に向かいます。
10:00~中日祭式典
~12:00 6台の山車が三國神社前に集合します。
12:00~13:00発幸祭 巡行の安全を祈願するお祭りです。
12:30~ まつり囃子共演
13:00神社の代表の方の挨拶に続き、御輿及び山車が順番に繰り出します。
17:00~18:00頃 三国駅前で休憩・出発します。
19:00~20:00頃広小路(旧森田銀行前)を通り、各山車蔵に帰ります。
18:00~御輿還幸祭
20:00~21:00 神輿と山車が街中を練り歩き、各山車が山車蔵に帰還します

■2024年5月21日(月)
10:00~ 後日祭式典 お祭り終了の神事を執り行います
5月19日は、【宵山車】三國神社周辺の一の部地区を三国祭保存振興会の山車(1台)が練り歩きます。

三国祭2024屋台など露店の出店ある?

屋台や露店が5月20日と21日に、広小路(旧森田銀行隣)で開かれます。


営業時間は10時から20時までです。


さらに、グルメ通りではフードトラックも出現します。


その他にも、三国祭フォトコンテストや提灯スタンプラリーなど、多彩なイベントが楽しめます。


また、約500店の露店がずらりと並び、大勢の人々で賑わいます。


狭い通りに並んだ露店を抜ける風景は、見る者を圧倒します。

三国祭の山車の特徴と人形

三国神社春季大祭(三国祭)」は、福井県坂井市三国町にある三國神社で行われる伝統的なお祭りで、東尋坊からも近い位置にあります。


この祭りは毎年5月19日から21日までの3日間開催されます。


この「三国祭」は、富山県の御車山祭りと石川県の青柏祭とともに「北陸三大祭」と称され、約300年前から現在の形で大型の人形を載せた山車が登場するようになりました。


特に見応えがあるのは5月20日に行われる中日祭で、神輿と山車が8時から20時頃まで市街を巡行します。


かつては山車の高さが10メートルを超えることもありましたが、現在は6.5メートルに制限されています。


山車引きの起源は明らかではありませんが、1717年の傘鉾の記録があることから、その頃から始まったとされています。


三国の繁栄と市民の意気込みは今も変わらず、祭り期間中には10万人以上が訪れ、賑わいます。


三国祭は、初日の例大祭、2日目の山車神輿巡行と中日祭、最終日の後日祭として3日間にわたって行われます。


祭りのハイライトは、2日目の山車神輿巡行で、18基の山車の中から選ばれた6基の巨大な武者人形山車と2基の神輿が夜21時頃まで練り歩きます。


これらの山車は地元有志や人形師によって作られたもので、子供たちの祭り囃子とともに力強く町内を進みます。

三国祭2024アクセス

【場所】
三國神社
〒913-0044 福井県坂井市三国町山王6丁目2-80



【電車】
北陸本線芦原温泉駅」から、京福バス三国町行きで三国神社前下車約20分
えちぜん鉄道三國神社駅から約10分

【車】
北陸自動車道金津ICから約20分

三国祭2024駐車場

以下の駐車場があります。

成田山福井別院】
〒913-0048 福井県坂井市三国町緑ケ丘4丁目9-10



【三国運動公園】
〒913-0052 福井県坂井市三国町運動公園1丁目4-1

三国祭2024シャトルバス

当日は10:00から21:00まで、無料のシャトルバスが運行される予定です。


シャトルバスの発着地は、「成田山福井別院」と「三国運動公園」の駐車場ですので、こちらをご利用ください。


シャトルバスは、5月20日の10時から21時まで、これらの施設と「えちぜん鉄道 三国駅」間を結ぶ運行を行います。

三国祭の始まりや歴史

三国神社は『延喜式』に記載された式内社として古い歴史を持っていますが、戦乱の影響で中世には衰退していたと言われます。


江戸時代には「山王宮(おさんのさん)」として知られていましたが、現在の社殿は天保年間に難民支援の一環として、三国湊の豪商、内田惣右衛門らの手によって境内整備と共に改築され、天保10年(1839)に完成しました。


三国祭に関する古い記録は江戸時代の大火で失われたため、初期の祭りの具体的な様子は不明ですが、大門町の記録によると、享保2年(1717)には「笠ほこ1本」が記録されており、この笠ほこが祭りで重要な役割を果たしていたことが窺えます。


宝暦3年(1753)には、複数の町内が協力して笠ほこや屋台を出展し、装飾の競争も激しかったようです。


その中には、永代桜の山車を継続的に奉納し、現在「桜町」として知られる今町、木場町からの「糸桜」の屋台もありました。


18世紀末には山車に人形を飾る習慣が確立し、その後山車はさらに巨大化しました。


最も高かった山車は明治7年に久宝町から出されたもので、高さは12メートルにも及びました。


しかし、明治42年には電話線の設置により山車の巡行が困難になり、一時は飾り山車として置かれることもありました。


大正4年(1915)には人形を小さくして再び山車を巡行させることになり、その時から電線を避けるために特別な道具で電線を持ち上げる光景が見られるようになりました。


北陸三大祭の一つである三国祭は、約300年前から今の形の山車が出されるようになりました。


現在の山車の高さは6.5メートルですが、その繁栄と市民の気概は今も変わらず受け継がれています。


福井県指定の無形民俗文化財である三国祭は、三國神社で5月15日の宮開きから5月21日の後日祭まで行われます。


中日祭の日は、山車6基が神社前に集結し、盛大な巡行が行われます。

三国祭2024まとめ

山車には5~6メートルの大きな人形が乗せられ、その造形の美しさを競う伝統があり、地元の6台の山車が市街を巡る。


この祭りは、湊町三国のかつての繁栄と市民の誇りを今に伝えるものです。


三国祭りでの山車屋台に大人形が載せられるようになったのは、約260年前のこととされています。


山車の高さは、かつて明治時代中期には10メートルを超えていましたが、明治末期には電線の設置により、高さが6.5メートルに制限されました。


毎年新たに作られる山車人形と共に、子どもたちが祭り囃子を奏でるのが特徴です。