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率川神社三枝祭【2024】いつ?時間や場所に屋台とアクセスに駐車場など詳細情報

別名「ゆりまつり」として知られる率川神社(いさがわじんじゃ)の三枝祭(さいくさのまつり)は、飛鳥時代文武天皇の頃から伝わる、日本最古の国家的な祭りの一つです。


この祭りは本社である大神神社で行われる鎮花祭と共に、疫病を鎮めることを祈願する由緒ある行事です。



三輪山に咲くゆりの花で飾った酒樽を神前に供えた後、4人の巫女が三枝のゆりを手に持ち、神楽舞を奉納します。


午後には、奈良市内を巡行する七媛女(ななおとめ)、ゆり姫、稚児の行列も行われます。

率川神社三枝祭2024いつ?時間や場所など基本情報

率川神社の三枝祭2024開催概要は以下となります。

【開催日】
2024年6月16日(日)、17日(月)、18日(火)

【場所】
率川神社
〒630-8231 奈良県奈良市本子守町18

【時間】
●6月16日
15:00 宵宮祭

●6月17日
10:30 三枝祭(ゆりまつり)
13:15 七媛女・ゆり姫・稚児行列安全祈願祭、市内巡行(約2時間)

●6月18日
10:00 後宴祭

率川神社三枝祭2024屋台など露店の出店ある?

率川神社三枝祭では、屋台や露店、キッチンカーなどの出店は見られません。


以前は金魚すくいなどの屋台や露店があったようですが、近年の三枝祭ではこれらの出店は確認されていません。


ただし、商店街の飲食店では三枝祭に関連した特別メニューが提供されることがあるかもしれませんので、訪れてみると良いでしょう。

率川神社三枝祭2024歴史と見どころ

率川神社は奈良市内で最も歴史が深い神社の一つです。


三枝祭は、日本で最も古い祭りの一つとされ、701年に制定された大宝律令の時代から「国家の祭り」と認識され、疫病退散を願う重要な神事として行われてきました。


この祭りは、笹百合(御神花)を捧げることから「ゆりまつり」とも親しまれています。


率川神社では、笹百合の花が描かれたお守りや巫女さんが神楽を舞う様子を描いた絵馬が販売されるほか、ささゆりをモチーフにしたネクタイピン、カフスボタン、ピンブローチ、ボタンセット、一筆箋などの日常使いの商品も取り扱っています。


これらの商品をぜひチェックしてみてください。


三枝祭では、「媛蹈鞴五十鈴姫命(ひめたたらいすずひめのみこと)」に捧げるため、白酒と黒酒を入れた二つの酒樽(罇と缶)を笹百合で飾り、神前に供えます。


また、4人の巫女が笹百合を持ち、「うま酒みわの舞」という神楽を奉納します。


祭りが終わると、勾玉を身に着けた七媛女・ゆり姫と稚児たちが、約2時間かけて奈良市内を巡幸します。


三枝祭に使用されるササユリの花は、祭りの前日に大神神社(おおみわじんじゃ)から運ばれ、安全祈願祭が行われた後、笹百合を駕籠に納め、三輪駅から奈良駅まで運ばれます。


花車に移された後は、笹百合で飾った菅笠を被り、浴衣姿で「ささゆり音頭」を踊りながら奈良市街を通り、率川神社に向かいます。


大神神社は、三輪山の麓、狭井川の近くに位置し、古代から笹百合が自生していたことが「ゆりまつり」の起源につながっています。


現在は稀少な花となっていますが、ささゆりの保護と復活に向けた取り組みが行われており、5月下旬から6月中旬にかけて「ささゆり園」で見ることができます。


詳細は大神神社の公式サイトで確認できます。

率川神社三枝祭2024へのアクセス

【場所】
率川神社(いさがやじんじゃ)
奈良県奈良市本子守町18番地



【電車】
近鉄奈良駅(地下4番出口)から徒歩7分
JR奈良駅から徒歩7分

【バス】
近鉄・JR奈良駅から市内循環バス「本子守町」下車すぐ

率川神社三枝祭2024の駐車場

専用駐車場はありません。出来るだけ、公共交通機関の利用をオススメします。

率川神社三枝祭2024まとめ

大宝元年(701年)から703年にかけての時期、文武天皇の治世下で始まった伝統的な神事です。


この祭りは、五十鈴命(いすずひめのみこと)に捧げられ、笹百合(古くはさいくさと呼ばれる)の花を用いて酒樽を装飾し、神前に奉納することから「三枝祭」と名付けられました。


この祭りはまた、「ゆりまつり」とも称され、巫女が神楽を舞う際には笹百合の花を手にします。


午後には、古代の衣装をまとった七媛女や稚児たちが行列を組んで町を練り歩きます。