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出雲大社の神在祭【2023】申込みや混雑など詳細のご案内

毎年旧暦10月に開催される、出雲で神々が集結する全国的な祭典が行われます。


この祭典は、稲佐の浜で開催される「神迎祭」から始まり、その後「神在祭」、「縁結大祭」、「龍蛇神講大祭」といったさまざまな儀式が8日間にわたって行われます。



毎年、11月だけで約60万人もの参拝者が訪れると言われています。


そんな、大人気でビッグイベントである出雲大社の神在祭を詳しく見ていきましょう。

出雲大社の神在祭2023いつからいつまで?日程を確認

出雲大社の神在祭2023の日程など基本情報は以下となります。


【開催期間】
2023年11月22日~11月29日

※各スケジュールについては、後述いたします

神在月を見てみよう

神在月は、10月と学校で習ったと思う方も多いと思います。実は、旧暦の10月何ですよね。 なので、私たちが今使っている暦で直すと11月になります。


2023年・旧暦の10月1月は、新暦では「2023年11月13日」、旧暦10月の最終日は「2023年12月12日」です。


同様に、旧暦の10月10日は「2023年11月22日」。


旧暦の10月11日からの1週間は「2023年11月23日~11月29日」です。

出雲大社の神在祭の混雑や交通規制について

全国から約60万人の参拝客が訪問すると言われています。なかなかの混雑ぶりになります。


基本的に、お車での参拝は止めておきましょう。


また、宮内交差点から稲佐の浜では交通規制があるので車の場合は注意も必要です。

出雲大社の神在祭とは?

全国の神々は、毎年旧暦10月11日から17日までの7日間、出雲の地で秘密の神事を行い、人々の運命や結婚についての決定を下すと言われています。


この期間には、男女の結婚も神によって決まると信じられています。


神々が滞在するこの7日間、出雲大社の摂社である「上宮(かみのみや)」で、縁結びや来年の収穫などについて神々が協議する儀式が行われます。


また、出雲大社御本殿の両側にある「十九社(じゅうくしゃ)」でも日々祭りが行われます。


この期間中、神々の会議や滞在において何らかの不適切な行為があってはならないとされ、地元の人々は歌や舞踏を行わず、楽器を演奏せず、新しい家を建てず、静粛に過ごすことを心がけます。


この期間は「御忌祭(おいみさい)」とも呼ばれています。


この祭りは一般の人々には参加が許されず、境内での参拝だけが許されています。

出雲大社の神在祭2023のスケジュール

それでは、各日に開催される神在祭りのスケジュールを紹介します。

●11月22日
・午後7時
神迎神事・神迎祭
●11月23日
・午前10時
神在祭・献穀祭
出雲大社教龍蛇神講大祭
・午後7時
古伝新嘗祭
●11月27日
・午前10時
神在祭・縁結大祭
●11月29日
・午前10時
神在祭・縁結大祭
・午後4時
神等去出祭

神迎神事(かみむかえしんじ)

出雲大社の西側に位置する「稲佐の浜」は、約1.5キロメートル離れています。


神在祭の際、全国から神々が出雲大社に集まり、彼らを歓迎する神事が「稲佐の浜」で行われます。


この祭典において、龍蛇神(出雲大社への案内を務める神)が神々を導き、稲佐の浜から出雲大社までの道は「神迎の道(かみむかえのみち)」と呼ばれています。


舞台となる稲佐の浜の砂は、出雲大社(または素鵞の社)でお清めの砂と交換ができます。


このお清めの砂を身につけることで、神のご加護を受けるとされています。

神迎祭(かみむかえさい)

稲佐の浜から龍蛇神の導きに従い、出雲大社に到着されます。


その後、神楽殿で「神迎え祭(かみむかえさい)」が開催されます。


楽殿では、宮司らによる歓迎の儀式が行われ、雅楽や舞踊が奉納されます。


神迎え祭は、神々に楽しんでいただき、疲れを癒していただく神事です。


神迎え祭が終わると、境内の東と西に位置する「十九社(じゅうくしゃ)」でお休みいただきます。


この十九社は、境内の東に「東十九社」、そして西に「西十九社」があります。

神等去出祭

夕刻の4時、出雲大社境内の東西に配置された十九社の神籬が絹の垣根で囲まれ、それから拝殿に移動されます。


拝殿の祭壇には2本の神籬、龍蛇、餅が供えられ、祝詞が奏上されます。


その後、神官の一人が本殿楼門に向かい、門の扉を三度叩きながら「お立ち~、お立ち~」と唱えます。


この瞬間に神々は神籬を離れ、出雲大社を去ります。


神在祭が終了すると、斐川町の万九千神社で直会(宴会)が行われ、その後神々はそれぞれの国へ帰るとされています。


さらに、出雲大社では旧暦26日に神等去出祭も行われます。

 

この祭典は、神々が出雲を去ることを大国主大神に報告する小さな儀式で、本殿前で神官一人が執り行います。

十九社(八百万の神々の宿所)

出雲大社の敷地には、東西それぞれに「十九社」と呼ばれる神社が存在しています。


東側には「東・十九社」、一方、西側には「西・十九社」が立っています。


この「十九社」は、神在祭の期間中、八百万の神々が滞在する場所となり、その全ての神社の扉は開かれています。

神議り(かみはかり)

神在祭は、全国から集まる八百万の神々の祭典です。


この期間中、出雲大社の境外摂社である「上の宮」で「神議り(かみはかり)」が行われます。


「神議り」は、人々の縁結びや来年の収穫など、さまざまなご縁について話し合われる儀式です。


「上の宮」は、出雲大社の西側に位置し、稲佐の浜から約1キロメートルほど離れています。

出雲大社の神在祭2023の縁結大祭へ申し込み

事前申し込みが必須です。神在祭の1か月前から受け付け開始になります。

神在祭の1か月前に出雲大社のホームページに申込み方法が記載されるので絶対に確認してください。

出雲大社のホームページへ>>

神在祭の期間中に、さまざまな縁結びに関する神議りが行われる日の祭典が開催されます。


この祭典では、大国主大神を含む全国から集まった八百万の神々に向けて、世の人々の幸せな縁結びを願う祝詞が熱く奏上されます。


一般の方々もこのお祭りに参加できますが、縁結大祭への参列には、事前に出雲大社から通知を受ける「参列通知はがき」が必要です。


したがって、この通知は必ずお持ちください。

【日時】
2023年 11月27日(月)・11月29日(水)
【時間】
10時より催行
【祭場】
出雲大社 御本殿
【祈祷料】
5000円

神在月に神様が出雲大社に集まるのはなぜ?

神話によれば、神々は旧暦10月、通称「神無月」に出雲に集まり、古代からの伝承がこれを証言しています。


この時、神々は出雲大社佐太神社などで集まり、酒造りや縁結びについて協議すると伝えられています。


なぜ神々が出雲に集まるのかについて、神話には興味深い記録が残されています。


大国主大神がかつて天照大神に「国譲り」を申し出た際、天照大神は「この現世の政治は皇孫あなたがお願いします。


私は隠れた神事を管理します」と述べたとされています。


この「隠れた神事」とは、目に見えない縁を結ぶことであり、それを管理することは全国の神々を集めて協議することを意味します。


こうして、神々の出雲への集会と神事が信仰の一部となりました。


また、神魂神社やかつての佐太神社では、イザナミノミコトの法事のために神々が集まると伝えられています。


同時に、出雲に来ない代わりに留守を守る神様も存在するとされています。

出雲大社での参拝の仕方

出雲大社の正式な参拝方法は、一般的な「2礼2拍手1礼」ではなく、「2礼4拍手1礼」となります。

出雲大社へのアクセス

【場所】
〒699-0701 島根県出雲市大社町杵築東195



【電車】
JR出雲市駅から一畑バス[出雲大社・日御碕・宇竜行き]で25分、「出雲大社」下車
【車】
「出雲IC」から国道431号線で「出雲大社

駐車場はあるの?

ありますが、神在祭の期間は混雑するので注意してください。
大駐車場385台 駐車場360台 駐車場20台