2024年の節分祭は、東京都の調布市にある深大寺で行われ、その歴史に触れることができます。
深大寺は、約860年前に建てられ、厄除けや縁結びなどの神聖な効果で知られています。
毎年の深大寺節分会では、芸能界の著名人も参加し、賑やかなイベントとなります。
それでは、詳しく見ていきましょう。
深大寺の節分会豆まき2024時間や場所など基本情報
都内でも名高い深大寺で行われる「節分会の豆まきイベント」に、親子で訪れて、厄を追い払い、幸運を迎える楽しみを味わってみませんか。
【開催日】
2024年2月3日（土）
【場所】
深大寺
東京都調布市深大寺元町5-15-1
【時間】
豆まき開始
11:00
13:00
15:00
毎年2月3日、春分の日の直前に、深大寺で節分祭が開催されます。
この行事では、元三大師を讃える特別な堂の周辺で、伝統的な方法で豆が撒かれます。
この儀式には、年男や有名人が参加し、参拝者の安全や家庭の幸福を祈りながら行われます。
この寺院での豆撒きは他とは異なる特徴を持っています。
一般的に、節分には「鬼は外、福は内」と唱えながら豆が撒かれますが、深大寺では「福は内」のみが唱えられます。
「鬼は外」という言葉は使われません。
これには特別な由来があります。
深大寺に祀られている元三大師は、「角大師」とも呼ばれ、鬼のような姿をしています。
これは、疫病を追い払うために鬼の姿をした元三大師の伝説に由来しており、角のついた鬼の形をした護符を家に飾るという信仰が生まれました。
そのため、この寺院では豆撒きの際に「鬼は外」とは言わないのです。
深大寺の節分会豆まき2024芸能人ゲストは誰？
深大寺節分祭2024の芸能人ゲストは以下となります。
みほとけ（お寺仏像研究家、お笑い芸人）
野添義弘（俳優）
新納慎也（俳優）
玉鷲（大相撲）
過去には、迫田孝也さん、玉鷲関、八代亜紀さん、江藤潤さん、皇風関なども豆まきをしていました。
深大寺の節分会豆まき2024混雑状況
毎年、深大寺の節分会は多くの人々で賑わい、特に豆まきの時間帯は混雑が予想されます。
小さな子供や高齢者の方々には、混雑を避けつつ安全に行事を楽しむことをおすすめします。
また、節分祭の期間中は非常に寒くなりますので、暖かい服装で外出されることをお忘れなく。
深大寺へのアクセス
【場所】
深大寺
東京都調布市深大寺元町5-15-1
JR中央線の吉祥寺または三鷹駅（ともに南口）、あるいは京王線の調布またはつつじヶ丘駅（ともに北口）からのバス。
吉祥寺南口、三鷹駅南口、調布駅北口、つつじが丘北口から出発する「深大寺行き」のバスであれば、深大寺の参道のすぐ前に止まります。
深大寺の駐車場
あることはあるのですが、深大寺の駐車場は深大寺で車のお祓い（安全祈願）をする場合に限って使うことができます。
一般参拝客用ではないので注意が必要です。
深大寺の読み方
念のために読み方を確認しましょう。
深大寺の読み方は、
しんだいじ
となります。
深大寺の歴史
深大寺は、1000年以上前の860年ごろに遡ります。
この時、武蔵の国（現在の東京）で反乱が勃発し、京都の比叡山から派遣された恵亮和尚が、反乱鎮圧の祈りを込めて現在の深大寺の場所に密教（天台宗）の道場を設立したことが始まりとされています。
深大寺は通常、「元三大師（がんざんだいし）」として知られ、天台宗の良源を尊敬しています。
興味深いことに、この名前は良源の誕生日が正月三日であったことに由来しています。
良源は966年に比叡山延暦寺の最高位に就任し、多くの功績を上げた中興の祖として尊敬されています。
さらに、深大寺は良源が自ら彫刻した「元三大師自刻像」を991年に受け入れ、それ以来、この像を本尊として崇拝しています。
深大寺そばを食べよう
深大寺の参道には20軒以上の蕎麦屋が連なり、これは東京都内で唯一の「蕎麦の里」として知られています。
このエリアは、江戸時代においては、米の栽培には不向きな土地であり、また湧き水が非常に冷たいため、水田には適さなかったため、小作人たちが蕎麦を植え、それを深大寺に献上し、お寺はそれを使用して来客をもてなすことがありました。
このことから、深大寺そばはその起源を持っています。
たくさんの蕎麦屋があり、どの店に入るか迷うかもしれませんが、特に古くから存在する3軒をご紹介します。
●元祖 嶋田家
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町５丁目１２-１０
●青木屋 深大寺店
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町５丁目１２-１３
●八起（やおき）
〒182-0017 東京都調布市深大寺元町５丁目１３-６
深大寺の御利益
水神の「深沙大王」を祭っており、その寺院の開祖である満功上人の両親が深沙大王に祈願して結ばれたことから、この場所は縁結びや良縁成就にご利益があると言われています。
深大寺はパワースポット
浮岳山昌楽院深大寺は、天台宗に属する著名な寺院で、防災の守護神として名高い。
この寺院は、東京で二番目に古い歴史を持つ寺としても知られています。
この地は、年間に10万人以上が訪れる日本三大だるま市や、そば店が並ぶ賑やかな門前町で知られ、また「ゲゲゲの女房」というドラマの撮影地としても有名です。
自然が豊かで湧水に恵まれたこの地域は、神代植物公園や水生植物園など、家族でのリフレッシュに適したスポットが充実しています。
また、不動の滝は東京の名湧水57選に数えられ、参拝者は清水を汲むこともできます。
新選組の局長であった近藤勇に関連する史跡もこの地域には多く、彼の生家跡や墓を訪れることができます。
また、深大寺の創設には、インドを旅した中国の僧侶を守ったとされる水神・深沙大王の伝説が結びついており、恋愛成就の祈願地としても知られています。
この寺院では、煩悩を象徴する木材を焚いて清める護摩祈願が行われ、これにより参拝者の願いが成就しやすくなるとされています。
特に、心の迷いやストレスを感じる人、女性の清めにおすすめされています。
護摩祈願は、不動明王や観音菩薩など、三仏の前で行われ、その優しさと慈悲の炎が特徴です。
また、護摩の儀式の開始と終了には、般若心経が唱えられ、参拝者に安らぎをもたらします。
緑豊かな自然と清らかな湧き水に囲まれた深大寺は、訪れる人々に癒しと浄化の効果を提供します。
広大な境内や周辺の散策路は、家族でのんびりと過ごし、心身ともにリフレッシュするのに最適な場所です。
