千鳥ヶ淵では、皇居を取り囲む濠の沿いに約700メートルにわたり桜が見事に咲き乱れ、まるで花のトンネルを歩いているような幻想的な景色が広がっています。
この場所は、東京で非常に人気のある花見の名所の一つです。
石垣に映える桜の美しいコントラストは、まるで画家が描いたような風景を生み出しています。
都心にあることからアクセスも良好で、多くのカップルが仕事帰りに訪れることもあります。
濠に映る桜と共に満開の花々を楽しむことができる、ロマンチックな時間をお過ごしください。
千鳥ヶ淵の桜2024開花状況や見頃と満開の時期いつ?
千鳥ヶ淵公園内の桜並木が最も美しい時期は、毎年3月の終わりから4月の初めにかけてです。
2024年3月中旬の時点で、同公園の桜はまだ蕾の段階にあります。
気象情報サービスなどでの予測によると、東京の中心部に位置するこの公園の桜の花開きから見頃までの時期は、本年も変わらず3月末から4月初めにかけてと見られています。
開花予想:3月23日
5分咲き予想:3月27日
満開予想:3月30日
桜吹雪予想:4月3日
最新の千鳥ヶ淵の桜の開花状況は以下でも確認が出来ます。
千鳥ヶ淵の桜の開花状況へ>>
千代田のさくらまつり2024いつ?ライトアップもある?時間や場所など基本情報
春の訪れを告げる東京都心の一大イベント、千鳥ヶ淵とその周辺では、毎年春分の頃から新緑の季節にかけて「千代田桜祭り」が盛大に行われます。
この祭りの時期には、世界各国から数多くの観光客が集まり、特に有名な「千鳥ヶ淵緑道」では夜間に美しい桜のライトアップや、お濠を舞台にしたボートからの観桜など、特別な体験が提供されます。
特に千鳥ヶ淵から都心方面を望むと、桜と東京タワーが織りなす絶景に出会えるほか、夜には光に包まれた幻想的な桜景色と共に、都心のビル群の灯りが織り成す夜景も楽しめます。
千代田桜祭りでは、賑やかな屋台やイベントは少なめですが、その代わりに桜の美しさを引き立てるライトアップや、夜間に楽しめるボート運行などが中心となっています。
ボート運行は朝9時から夜20時30分までとなっており、この期間中は都会の夜景や東京タワー、そして周りを彩る灯りに照らされた桜の美しさも一緒に味わえます。
また、桜の最新の開花情報は、インターネット上の動画配信でリアルタイムにチェックすることも可能です。
【千代田のさくらまつり】
■開催期間
2024年3月22日(金)~4月2日(火)
■ライトアップ
さくらまつり期間中の日没(18:00頃)~22:00
千鳥ヶ淵の桜2024リアルタイムのライブカメラ
ありますよ。千鳥ヶ淵の桜の開花状況等がよく分かります。
お出かけ前に確認すると良いと思います。
千鳥ヶ淵の桜ライブカメラへ>>
千鳥ヶ淵の桜2024混雑状況
千鳥ヶ淵に咲く桜は毎年約130万人の訪問者を引き寄せると言われます。
特に人が集まるのは、休みの日の午前10時から午後5時です。
ソーシャルメディアでの報告によると、人の多さに圧倒されて結局訪れるのを断念したという声も上がっています。
混雑をなるべく避けたい場合、どのような対策が考えられるでしょうか?
もちろん、平日の方が週末よりは人出が少ないものの、桜が満開になる時期には平日でもかなり混んでしまいます。
人混みを少しでも避けたいと考えているなら、早朝の散策がおすすめです。
さらに、桜の見頃をずらして訪れることも、混雑を避ける一つの方法として有効かもしれません。
千鳥ヶ淵の桜2024アクセス
【場所】
千鳥ヶ淵緑道
東京都千代田区三番町2先
【電車】
都営新宿線 東京メトロ東西線・半蔵門線「九段下駅」2番出口より徒歩3分
東京メトロ半蔵門線「半蔵門駅」5番出口より徒歩5分
【車】
首都高速都心環状線「代官町IC」から約3分
千鳥ヶ淵の桜2024駐車場
専用駐車場はありません。近くのコインパーキングを利用することになります。
千鳥ヶ淵の桜2024入場料は有料なの?
無料で桜を楽しめるので安心してください。
ボートから桜を見たい場合は、ボート代が必要になります。
歩いて桜を花見するのは無料です。
千鳥ヶ淵の桜2024見どころと魅力
日本の首都にある「九段下駅」の日本武道館方面の出口を利用して、そこから直進すると見つかる「千鳥ヶ淵」は、桜の見どころとして名高い場所の一つです。
この地域は、皇居の西側に位置し、千鳥ヶ淵を含むお堀に沿って、約700メートルにわたって続く緑豊かな散策路があります。
この散策路と、英国大使館近くの公園は、千鳥ヶ淵緑道や千鳥ヶ淵公園と称され、春には約260本のソメイヨシノが美しく咲き乱れます。
千鳥ヶ淵緑道だけでなく、北の丸公園を含む周辺地域には、昭和30年代から植えられた約1000本の桜があります。
特に、お堀に沿って密集して植えられたソメイヨシノは、水面に映る桜のピンクと青い水面とのコントラストが、壮観な景色を生み出し、訪れる人々を魅了します。
また、千鳥ヶ淵には公共のボート乗り場が設けられており、ボートを借りてお堀からのんびりと桜を楽しむことができます。
地上から見るのとは一味違い、桜の木のすぐそばまで近づけるので、桜のトンネルをくぐりながら、その香りや迫力ある景色を間近で体験することが可能です。
満開の桜が散り始めると、花吹雪が舞い、お堀の水面には花びらが集まって花筏を形成し、また別の趣を見せます。
千鳥ヶ淵の桜2024ボートから花見をする
桜の花びらが空から舞い落ちる季節には、城の周りの水路で小舟を漕ぎ出しましょう。
そうすることで、水面に浮かぶ桜の花びらと共に、岸辺に咲く美しい桜を眺めることができ、非常に夢のような雰囲気を楽しむことができます。
【千鳥ヶ淵ボート場】
※2024年観桜期における営業
■営業期間
2024年3月12日(火曜日)~4月9日(火曜日)
■営業時間
午前9時~午後8時30分(最終乗船は午後8時)
■料金
1艘あたり30分800円、60分1600円
※通常期は30分500円、60分1000円
千鳥ヶ淵の読み方
念のために確認しておきましょう。
千鳥ヶ淵の読み方は、
ちどりがふち
となります。
千鳥ヶ淵の桜2024ルートをチェック
千鳥ヶ淵の桜を満喫できるルートがあるので紹介します。
ちなみに、ブルーシートを敷いての宴会などは出来ないです。
ゆったりと歩いてお花見をしてください。
【1.千鳥ヶ淵・北の丸1周ルート】
九段下駅⇒千鳥ヶ淵緑道⇒代官町通り⇒北の丸公園⇒田安門⇒九段下駅
桜の名所として知られる千鳥ヶ淵周辺を散策するプランです。千鳥ヶ淵に加えて、北の丸公園にも約330本の桜があり、豊かな桜の景色を存分に楽しむことが可能です。
※全長2.6㎞・所要時間は約50分
【2.千鳥ヶ淵・半蔵門直線ルート】
九段下駅⇒千鳥ヶ淵緑道⇒英国大使館・千鳥ヶ淵公園⇒半蔵門駅
濠端を散策すると、英国の大使館や千鳥ヶ淵公園の美しい桜の景色も楽しめますね。
桜の季節には、九段下駅周辺が非常に混み合います。そのため、気軽に桜を楽しむなら、このルートが適しています。
※全長1.9㎞・所要時間は約35分
【3.皇居の桜散策ルート】
九段下駅⇒北の丸公園⇒皇居東御苑⇒皇居外苑⇒日比谷公園⇒日比谷駅
長い道のりですが、皇居や日比谷公園への訪問も検討する価値があるかもしれません。
※全長4.3㎞・所要時間は約1時間30分
【4.千鳥ヶ淵・国立劇場ルート】
九段下駅⇒千鳥ヶ淵緑道⇒千鳥ヶ淵緑道⇒千鳥ヶ淵公園⇒国立劇場⇒日枝神社⇒永田町駅・赤坂見附駅
※全長4㎞・所要時間は約1時間20分
【5.靖国神社・外濠公園ルート】
九段下駅⇒靖国神社⇒外濠公園⇒ニューオータニ日本庭園⇒永田町駅・赤坂見附駅
※全長4.3㎞・所要時間は約1時間30分
お花見おススメスポット:千鳥ヶ淵緑道の桜
「千鳥が淵」に沿って広がる、約700メートルに及ぶ美しい散策路です。
ここには260本もの桜の木があり、その優雅なピンクが周囲の風景を魅力的に彩ります。
頭上に広がる桜の花々は、まるで花のトンネルを形成しており、各木の存在感が強く、桜の豪華さを一層際立たせています。
この散策路の桜は、満開時の壮観さはもちろんのこと、花が散り始める頃もまた別の美しさがあります。
散った花びらが水面を彩る「散り桜」は、水上に浮かぶ桜色の絨毯のよう。花の見頃を二度楽しめるのが特徴です。
この緑道には「南から北へ」と「北から南へ」の2種類の散策コースがあります。
「南から北へ」は道路沿いのルートで、桜と水辺の景色のコントラストを満喫したい方には、「北から南へ」のルートが推奨されます。
さらに、千鳥が淵のボート乗り場も設けられていて、水面から見上げる桜の景色を楽しみたい方には最適なスポットです。
お花見おススメスポット:千鳥ヶ淵公園の桜
英国大使館と千鳥ヶ淵の間に位置する緑豊かな「千鳥ヶ淵緑地」。
この長さ450メートル、幅20メートルの狭長い公園は、桜の季節には花見を楽しむ人々や、仕事終わりに訪れるサラリーマンなどで賑わいます。
園内には約170本もの桜の木があり、その美しさから観光地としても知られています。
特に見逃せないのは、桜と菜の花の共演。
桜の淡いピンクと菜の花の鮮やかな黄色が互いを際立たせ、見る者を魅了します。
春の訪れと共に桜だけでなく菜の花も満開になるこの光景は、目を見張るものがあります。
春の訪れを感じさせる絶好の場所と言えるでしょう。
お花見おススメスポット:千鳥ヶ淵の夜桜
毎年、花が咲く時期にちなんで開催される「千代田の桜祭り」では、千鳥ヶ淵の桜が美しく照らされます。
夜の帳が下りると、ライトアップされた桜が千鳥ヶ淵を夢幻的な風景へと変貌させるのです。
この桜が光に包まれる期間中、千鳥ヶ淵ボート場は通常より長く営業して、訪れる人々に夜間でも船上からのお花見を提供します。
静かな夜、風が穏やかな時は、水面に映る桜がまるで鏡のように見えて、幻想的な体験を楽しむことができます。
この美しい瞬間を写真に収めたいと考える人も多く、カメラを持って最適な撮影タイミングを探すのは、期待に胸を膨らませる瞬間でしょう。
千鳥ヶ淵の桜の歴史
江戸時代初期、徳川家康が都を定めた江戸は、海岸線に近く湿地帯であったため、井戸水が塩辛く、生活用水としては適していませんでした。
この問題を解決するため、城の近くにある小川を利用して貯水池を築くことで、飲用水を確保する取り組みが行われ、その結果生まれたのが千鳥ヶ淵でした。
さらに、千鳥ヶ淵周辺の桜の植樹については、明治時代初期に靖国神社の前身である招魂社の建設を機に、そこに集う人々が桜を植えたことが始まりとされます。
その後、明治14年にはイギリス大使館前でアーネスト・サトウによる桜の植樹があり、さらに明治31年には東京市によって桜の並木道が整備されるなど、千鳥ヶ淵を中心に桜が多く植えられるようになりました。
千鳥ヶ淵の桜2024まとめ
日本の有数な桜の名所で知られる千鳥ヶ淵は、3月の末頃に最も美しい季節を迎えます。
その時期には、散歩する人々が緑豊かな道を歩きながら、上を見上げると満開の桜が空を彩り、お堀のほとりでも華やかに花を競います。
もし時間が許すなら、ボートで川を進みながらの眺めも別格の美しさがあります。
夜間はライトアップにより、昼とは一変した幻想的な光景を楽しむことができます。
確かに人出は多いですが、多くの訪問者を引きつけるその場所の魅力を、この機会に体験してみてはいかがでしょうか。