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博多祇園山笠【2024】いつから?時間や場所にスケジュールとオススメ鑑賞スポットに屋台とアクセスに駐車場など詳細情報

博多祇園山笠の季節が到来しました。


この伝統的な行事は7月1日から15日まで開催され、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。



特に「追い山笠」と呼ばれる7月15日のイベントは、『櫛田入り』や『コース』で時間を競い合うことで知られており、2週間にわたる行事のハイライトです。


博多祇園山笠の起源は鎌倉時代に遡り、承天寺聖一国師が夏の疫病を祓うために聖水を施餓鬼棚に乗せて撒いたとされています。


この行事は博多の三大祭りの一つとして、長い歴史を持つ文化的な祭典です。

博多祇園山笠2024いつから?時間や場所など基本情報

2024年の博多祇園山笠開催概要


2024年、博多祇園山笠は例年通り開催される予定です。


この年の7月1日から15日にかけて、博多にて伝統的な祭事「博多祇園山笠」が繰り広げられます。


約2週間にわたり連日、さまざまな神事が行われ、最終日の追い山笠まで、盛り上がりが続くことでしょう。

【開催日程】
2024年7月1日(月)~7月15日(月)

【場所】
福岡・櫛田神社(福岡市博多区上川端町1-41)、他


【スケジュール】
博多祇園山笠 2024年7月の予定】

飾り山笠が一般に披露され、7月1日から最終日まで14箇所で連日展示されます。
各当番町では、注連下ろし、ご神入れ、お汐井取りが行われます。

▼注連下ろし
祭り開始日に行われる清めの儀式で、町内の角に笹と注連縄を設置し、竹で作られた素朴な御幣を配します。櫛田神社の神官が祝詞を唱え、期間中の無事を祈願します。

▼ご神入れ
神を山笠にお迎えする儀式で、先に飾り山笠が設置された商店街などで実施されます。櫛田神社の神官が計画に従って各山笠に参り、祭りが本格的に始まります。

▼当番町お汐井取り
当番町の代表者が先に箱崎浜へ行き、海水や真砂を特製の器に入れて持ち帰ります。

▼全流お汐井取り
7月9日に行われ、当番町お汐井取りと同じ目的で、各流の担ぎ手が一堂に会します。彼らは夕日に合わせて安全を祈り、筥崎宮櫛田神社に参拝して帰ります。

【2024年7月10日】
▼流舁き
各流が地区内を担ぎ回ります。各流によって開始時間は異なります。

【2024年7月11日】
▼朝山
早朝に行われる担ぎで、招待された地域の重鎮が参加します。参加者は伝統的な装束を身に纏い、祝儀としての意味も含まれます。

▼他流舁き
他流の練習が行われ、櫛田神社の清道を回る「櫛田入り」が特徴です。

【2024年7月12日】
▼追い山ならし
追い山笠のリハーサルが行われ、櫛田入りを含む約4kmのコースを走ります。

【2024年7月13日】
▼集団山見せ
約1.3kmの道のりで山笠が一堂に会し、公開されます。

【2024年7月14日】
▼流舁き
追い山笠に向けて、経験豊富な担ぎ手と新人が交代で参加します。

【2024年7月15日】
▼追い山
全山笠が櫛田神社から旧博多部に至る約5kmのコースを激しく担ぎます。櫛田神社能舞台では早朝から神様を鎮める能が奉納されます。

博多祇園山笠2024屋台など露店の出店ある?

博多祇園山笠の際には、地元の屋台もお楽しみください!


2023年の博多祇園山笠期間中には、多くの屋台や露店が立ち並びました。
こちらは屋台の一般情報です。

●屋台(露店)の配置情報
配置場所: 櫛田神社周辺、福岡市内の商店街等
営業時間: 朝から22時まで。ただし、屋台により営業時間は異なります。

博多祇園山笠での屋台では、焼きそばやたこ焼き、お好み焼き、チョコバナナ、かき氷などのお馴染みのメニューに加え、地元福岡の味わい深い明太子や豚骨ラーメンも提供されます。


さらに、追い山笠の終点となる石村萬盛堂では、有名な『鶴乃子』のほか、博多祇園山笠期間限定で『祇園饅頭』も販売される特別なお楽しみがあります。

博多祇園山笠2024オススメ穴場観覧スポット

東長寺承天寺の門前は、見どころ満載で多くの観光客が訪れるスポットとして知られています。


もしゆっくりと広い視界で楽しみたい場合、博多のメインストリートである大博通りの呉服町交差点が最適です。


ゴール地点では、舁き手たちが最後の力を出し尽くし、力強い掛け声を上げながら走る姿が見応えあります。


追い山笠や追い山ならしのイベントで特にお勧めの観覧スポットは次のとおりです。

山留め

「山留め」とは櫛田入りの初期地点で、ここでは舁き手の緊張がピークに達し、静から動への変化が一目で感じられます。5秒前のカウントダウンとともに舁き手が「ヨイヤサ!」と力強く掛け声を上げて駆け出す瞬間は、見る者を魅了します。

櫛田神社清道

櫛田神社清道では、約1トンの山笠が「オイサッ、オイサッ!」の掛け声と共に道を駆け下りる様子が圧巻です。特に、一番山笠が奉納する「祝いめでた」の歌は感動的で、桟敷席の観客だけがその瞬間を見守ることができます。山留めから櫛田神社を経て、博多の街へと向かうコースは、ここからが見どころです。

東長寺前清道

東長寺前では、大博通りに出た後の山笠が迫力ある動きを見せます。山笠が特設された清道旗を大きく回りながら、その動きがアスファルトに時折接触し、圧倒的な音を発します。この広い道でゆっくりと山笠の迫力を楽しむことができます。

承天寺前清道

承天寺前では、承天寺の住職が施餓鬼棚に乗り、舁き手の表敬を受けます。ここでは山笠が狭い道を180度ターンする技術的な部分が見所となり、舁き手の技術が際立ちます。

下呉服町の四つ角

承天寺から下呉服町へ向かう山笠は、直角に大きく曲がります。この地点は特に技術が求められる場所で、舁き手は曲がり角で山笠を巧みに操ります。このダイナミックな動きが、観客に感動を与えます。

大博通り

博多のメインストリートである大博通りでは、山笠がゆっくりと進むため、全景をじっくり観察することができます。広い歩道があり、比較的安全なため、家族連れやグループでの観賞に適しています。

西町筋の狭い四つ角

この地点はコースの中でも特に狭い部分で、山笠が直角に曲がる際の迫力は特別です。ここを抜けると、奈良屋町や須崎町方面へと山笠が向かいます。

追い山ならし・追い山廻り止め

追い山ならしは追い山よりも短い距離で行われ、ゴール地点も異なりますが、タイム計測は本番と同じく厳密に行われます。舁き手は最後の直線で全力を出し、迫力満点の走りを見せます。追い山のゴールでは、舁き手の力の限りを尽くした迫力と、ゴール後の安堵感と緊張が一体となった瞬間を目撃できます。

博多祇園山笠2024の追い山や飾り山など見どころと楽しみ方

博多祇園山笠の見どころについて、以下で紹介します。

流舁き(ながれがき)

各町内で行われる流舁きは、タイムトライアルは設けられていませんが、狭い道を疾走する山笠の圧倒的な迫力が堪能できます。舁き手が交代で山笠を担ぎ、その勇姿は非常に見応えがあります。

追い山笠ならし

追い山笠のリハーサルとして行われる追い山笠ならしは、流舁きで鍛えた山笠が約4kmのコースを全力で駆け抜けます。本番よりも短い距離ですが、タイムトライアルが行われるため、舁き手の全力疾走が見られます。また、櫛田入りの舁き手を選ぶ棒競りも見逃せません。

追い山笠

博多祇園山笠のクライマックスとなるのが7月15日の追い山笠です。櫛田神社前で集結した7つの山笠が、大太鼓の合図で櫛田入りを開始します。清道を回りながら、博多祝い唄を唱和し、明け方の博多市街に向けて疾走します。約5kmの道のりをタイムトライアル形式で競います。

集団「飾り山」見せ

福岡市市役所前で行われる集団山見せは、7つの山笠が揃い踏み、華麗な装飾と舁き手の衣装の違いを鑑賞できる貴重な機会です。約1.3kmの行進後、市長への挨拶を経て解散となりますが、往復のルートも同様に楽しむことができます。


撮影ポイントも多く、混雑が予想されるため、撮影には早めの場所取りが推奨されます。


博多祇園山笠は追い山や集団山見せがメインイベントですが、祭りの前半には博多各所で展示される飾り山も必見です。2024年も、各作品が個性豊かで見どころが満載となっています。

子供山笠

博多祇園山笠には子供山笠も存在し、地元の学校や商店街、地域放送局が主催するイベントで活動しています。この取り組みは、山笠文化の継承と新たな参加者の招致につながっています。

博多祇園山笠2024の桟敷席チケット料金と購入法

博多祇園山笠における桟敷席のチケット販売についての情報をお伝えします。

博多祇園山笠の「追い山」と「追い山ならし」は、櫛田神社内の桟敷席から鑑賞が可能です。

山笠が神社を駆け抜ける際の「オイサ!オイサッ!」の掛け声と太鼓の音が響く、壮大な景観を目の前で体感できます。


これらのチケットは非常に人気があり、入手が困難な「プラチナチケット」とも呼ばれています。


毎年6月26日の09:00から櫛田神社で直接販売され、オンライン販売は行われません。


具体的なチケット価格としては、「追い山ならし」の場合、1枚3000円で一人2枚まで購入可能です。


「追い山」の桟敷席チケットは1枚7000円で、こちらは一人1枚の制限があります。


販売される桟敷席チケットは、7月12日の「追い山ならし」に300枚、7月15日の「追い山」に300枚の計600枚です。


これらのチケットは毎年、販売開始から約30分で完売するほどの人気を誇ります。


場合によっては、販売時間終了後に余ったチケットが社務所で販売されることもありますので、チャンスがあれば利用すると良いでしょう。


また、桟敷席チケットは「エリア入場券」であり指定席ではありません。


そのため、好位置で観覧するためには、追い山や追い山ならしの当日にも早めに並ぶ必要があります。


2024年の櫛田神社での桟敷席設置も予定されています。


2024年6月26日には、櫛田神社でフィナーレの「櫛田入り」に向けた桟敷券が販売される予定です。


2023年同様、舁き山笠が走る迫力のある光景を間近で見たいと考える多くの人々が集まることでしょう。

博多祇園山笠2024アクセス

【場所】
櫛田神社近辺および市内各所
福岡県福岡市博多区上川端町1-41 櫛田神社



【電車】
博多駅から櫛田神社までは徒歩で約20分
博多駅から地下鉄空港線祇園駅まで行き、2番出口を出たあと、徒歩5分

【車】
福岡都市高速「千代IC」より国道202号経由で約1.5km約5分

博多祇園山笠2024駐車場

専用駐車場は用意されていません。
交通規制もあるので、公共交通機関の利用をオススメします。

博多祇園山笠2024交通規制

7月12日 追い山ならし: 山集合場所周辺13:20~17:00、山笠コース15:30~18:00


7月13日 集団山見せ:  山集合場所周辺14:00~16:00、山笠コース 15:00~18:00


7月15日:追い山: 山集合場所 01:00~07:00、山笠コース 4:30~07:00、車両通行止め4:00~7:00

交通規制の詳細はコチラ>>

博多祇園山笠2024どんな祭り?歴史や由来にきゅうり断ちなど

博多祇園山笠の歴史と魅力について。


博多祇園山笠は、公式には「櫛田神社祇園例大祭」と呼ばれ、博多の代表的な祭りである博多どんたくと並び、毎年7月に開催されます。


櫛田神社は博多の総鎮守として地元民に深く親しまれています。


2016年11月30日には、この博多祇園山笠を含む全国33の「山・鉾・屋台行事」が、ユネスコ無形文化遺産に登録される栄誉を受けました。


福岡県福岡市博多区櫛田神社で行われるこの祭りは、その起源については複数の説がありますが、1241年の鎌倉時代に博多で流行した疫病を鎮めるため、承天寺の開祖聖一国師が施餓鬼棚に乗って祈祷水をまいたことから始まったという説が有力です。


この祭りは、祇園信仰と結びつきながら発展し、櫛田神社の奉納神事として現在に至っています。


歴史は770年以上にわたります。


博多祇園山笠は、「静」と「動」の両面を持つ祭りです。装飾が施された「飾り山笠」と、市街地を駆ける「舁き山笠」が存在します。


舁き山笠は各流から1基ずつ作られ、飾り山笠は商店街などに13基設置されます。


舁き山笠は、七つの流の男性たちが法被を着て、装飾された重い山笠を次々と交代しながら市街地を疾走する、熱気と活気に満ちた行事です。


15日間の祭り期間中、博多全体がこの祭りの熱気に包まれます。


7月15日の追い山笠には毎年約7,000人から10,000人が参加し、櫛田神社の清道を駆け抜けた後、市内を練り歩きます。


舁き山笠は博多人形師によって精巧に作られた豪華な山笠で、その舁き行為は「舁く」と表現され、肩に棒を乗せて走ることを指します。


「網取り」が先頭で指示を出し、舁き手が「勢い水」を浴びながら疾走します。


法被を着た男衆は、全身から男気を発しながら、数トンの山笠を担いで市街地を駆け巡ります。


「オッショイ!」「オイサ!」という掛け声は観客の興奮を高め、山笠の担ぎ手たちの勇ましい姿が博多の街を盛り上げます。


舁き手が指揮を執る「台上がり」は、博多男児にとって最高の栄誉であり、大勢の観客が見守る中でのタイムトライアルが最終日に行われます。


博多祇園山笠の独特の風習があります。


博多祇園山笠にはいくつかのユニークな風習があります。


その一つが「きゅうり断ち」で、山笠の期間中はきゅうりを食べることが禁じられています。


これは、櫛田神社の神紋がきゅうりの断面に似ているためです。


また、「女人断ち」という風習もあり、女性は祭りの舞台裏に立ち入ることができませんが、観覧は問題ありません。


ただし、一部の山笠では、小学生以下の女児が担ぐことが許可されている場合もあります。

博多祇園山笠2024まとめ

毎年7月1日から15日にかけて博多祇園山笠が開催されます。


この期間中、フィナーレである追い山が行われる7月15日まで、日々多くの神事が続けられます。


祭りのスケジュールは年によって曜日は異なりますが、行事の内容と順序は一貫しています。