ご存知の通り、日本三大けんか祭りの一つに数えられる岸和田だんじり祭り。
いよいよ、そのシーズンが到来です^^
毎年、9月と10月に開催されます。
最大重量4トンを超えるほどのだんじりを数百人の男衆が2本の綱を引きまわして町中を駆け抜けていく様は圧巻です。
そんな、岸和田だんじり祭りの日程や内容そして見どころなどについて詳細に紹介していきます。
岸和田だんじり祭の日程や場所
それでは、日程や場所などについて確認しておきましょう。
【9月祭礼】
試験曳き:9月3日(日)、15日(金)14:00~16:00
宵 宮:9月16日(土)6:00~22:00
本 宮:9月17日(日)9:00~22:00
●開催地区
岸和田(旧市)地区、春木地区の35町
【10月祭礼】
試験曳き:10月1日(日)13:00~17:00
宵 宮:10月7日(土)6:00~22:00
本 宮:10月8日(日)8:00~22:00
●開催地区
旭・太田地区、修斎地区、南掃守地区、八木地区、山直地区、山直南地区、山滝地区の47町
混雑はどうなの?
岸和田のだんじり祭りは、通常、数十万人を超える人々が訪れます。
このお祭りは全国的に有名であり、地元県内だけでなく他県からも多くの見物客が訪れます。
最も近い岸和田駅は毎年混雑しているため、混雑を避けたい方は『和泉大宮駅』や『蛸地蔵駅』を利用することをおすすめします。
また、最も混雑する時間帯は昼過ぎから夕方にかけてです。静かな雰囲気を楽しみたい方は、午前中か夜に訪れるのがおすすめです。
車でお越しの方は、岸和田のだんじり祭り期間中は交通規制や通行止めが行われます。
周辺道路では毎年渋滞が発生するため、余裕を持った時間に出発することをお勧めします。
渋滞を避けたい場合は、できるだけ公共交通機関をご利用ください。
屋台はあるのか?
岸和田のだんじり祭りでは、300以上の屋台が出店しています。
定番の食べ物から始まり、たこ焼きやお好み焼き、焼きそばなどが揃っており、他にもB級グルメが楽しめます。
食べ物だけでなく、楽しい遊びのできる屋台もたくさんありますので、子供から大人まで楽しむことが可能です。
開催時間は通常、午前9時から午後10時頃までとなっています。
岸和田だんじり祭の見どころ
岸和田のだんじり祭りで最も注目したい見どころは、「やりまわし」と呼ばれる瞬間です。
このやりまわしとは、約500人の曳手が約4トンもの重さのだんじりを引きながら、曲がり角に差し掛かるときにスピードを維持しながら一気に曲がる技術です。
「大工方」と呼ばれる指示のもと、曳手たちは一斉に力を入れてだんじりを操ります。
その壮観な光景は感動的で、見逃せません! 他にも、夜に行われる灯りの行列では、約200個の提灯がだんじりに飾られます。
昼間とは異なる雰囲気で、新たな一面を楽しむことができます。
さらに、だんじりの飾りには歴史的な出来事をモチーフにした彫刻が施されています。
その美しさはまさに芸術品と言えるものであり、実際に足を運ぶ際には彫刻にも注目して見てみてください。
岸和田だんじり祭の歴史
約300年前の歴史と独自の伝統を有する「岸和田の特別な祭り」は、1703年、当時の岸和田藩主である岡部長泰(おかべながやす)公が、京都伏見稲荷を城内に勧請し、五穀豊穣を祈願するために始めた稲荷祭りに起源を持っています。
最初の祭りは、演劇や狂言などの芸術を演じた後、三の丸神社や岸城神社を訪れる形で行われました。
「岸和田の特別な祭り」で使われるだんじりは、「下地車(しもだんじり)」または「岸和田型」と呼ばれます。
これは、かつて岸和田城の城門を通過できなかっただんじりを改良したものであり、今日の祭りで見ることができるだんじりのルーツです。
だんじりが他の祭りの山車とは異なる速さで移動するようになったのは、戦後のことです。
道路の舗装が行われ、鉄製の軸が導入されたことで、高速での移動が可能となりました。
岸和田だんじり祭へのアクセス
【電車】
●岸和田地区
南海本線『岸和田駅』下車。徒歩で約10分 『和泉大宮駅』または『蛸地蔵駅』
●春木地区
南海本線「春木駅」下車。徒歩で約12分
【車】
岸和田南ICより車で約4分
駐車場はあるの?
だんじり祭りの期間中は、臨時駐車場が用意されるので紹介します。
【浜工業公園駐車場】
●住所
●料金
無料
●収容台数
約1600台
●会場まで
徒歩で約10分
【岸和田競輪場駐車場】
●住所
●料金
無料
●収容台数
約1500台
●会場まで
弥栄神社まで徒歩約10分
交通規制について
これだけの大きなお祭りなので、交通規制はつきものです。
以下で、最新情報を確認しておきましょう。
岸和田だんじり祭へ観戦席のチケット
「岸和田だんじり祭」では、特別な観覧エリアのチケットが販売されます。
このエリアは、だんじりが迫力ある曲がり角「やりまわし」を見ることができる「エキサイティングゾーン」です。
ここではゆったりと座りながら祭りを楽しむことができます。
チケットの取り扱いは、トライハードジャパン社が行い、7月31日の午前10時から楽天チケット、チケットぴあ、ローソンチケット、イープラスを通じて購入できます。
「エキサイティングゾーン」には、山側と海側の2つのエリアがあり、約2500席を用意しています。従来の座席タイプに加えて、弁当や土産が含まれるプラン、送迎や宿泊が付いたプランなど、さまざまなチケットオプションが提供されます。
チケットの価格は1000円から始まります。
また、特別な「VIPエリア」の通し指定席は、弁当や土産が付いて2万5000円となります。