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唐津くんち【2023】どんな祭り?日程や見どころなど詳細はコチラ

毎年11月2日から4日までの3日間、唐津神社で催される秋季大祭。


この期間中には、50万人以上の人々が詰めかけ、唐津で最大のお祭りとなっています。



国の重要無形民俗文化財に指定され、400年以上にわたり続けられているこの秋祭りは、九州地域でも屈指の祭りとして広く知られています。


祭りの2日目に行われる御旅所神幸では、美しく飾り立てられた巨大な山車が伝統的な太鼓と笛の音に合わせて、西の浜の砂浜に引き込まれます。


14基の壮大な山車が旧市街を彩り、その迫力に圧倒されることでしょう。


最終日の巡行が終了すると、これらの山車は「曳山展示場」に収められ、お祭りを見逃した方でもそこで山車を鑑賞することができます。


それでは、唐津くんちの詳細を見ていきましょう。

唐津くんち2023いつから?日程など基本情報

唐津くんち2023の場所、いつからいつまでなど基本的な情報は以下となります。
【開催期間】
2023年11月2日~11月4日
【場所】
唐津神社周辺
【開催時間】
宵曳山:19:30~22:00
御旅所神幸:9:30~16:30
翌日祭:10:00~17:30
【入場料など】
なし

唐津くんち2023スケジュール

開催期間が3日間ほどあるのでそれぞれん御スケジュールをまとめておきます。
■11月2日
宵曳山
19時30分~22時
各町内曳山留め~大手口~市内一巡~唐津神社前整列
■11月3日
御旅所神幸
午前9時30分~16時30分
唐津神社前~市内巡行~西の浜(お旅所)~市内巡行~各町曳山留め
■11月4日
翌日祭
午前10時~17時30分
各町内曳山留め~唐津神社前~市内巡行~唐津駅前~市内巡行~曳山展示場

混雑はどうなの?

ハッキリ言って、混雑します。例年、50万人の観光客が訪れますからね。
最近では、海外の観光客も多くなってきました。


特に混雑するのは、唐津駅唐津神社周辺です。
車で行く場合は、交通整理もあり渋滞に巻き込まれることも多々あります。


なるべく、公共交通機関を利用することをオススメします。

屋台はあるの?

約200軒の屋台があり、かなりの賑わいですよ。


これらの屋台には、食べ物や飲み物だけでなく、お子様から大人まで楽しめるアトラクションやお化け屋敷もあります。


屋台は広範囲に渡り、唐津神社を中心に展開されています。
営業時間は通常、午前10時から夜の10時ごろまでです。


最終日には早めに閉店する屋台もありますが、多くの屋台は午前中から営業を開始するため、一日中楽しむことができます。


佐賀県ならではのご当地グルメB級グルメソウルフードなど、多彩な食べ物が楽しめるので、ぜひ屋台もお楽しみください。

唐津くんちの見どころや魅力について

それでは、唐津くんちの見どころを紹介していきますね^^

宵曳山(よいやま)

毎年11月2日に開催されるのは、唐津くんちの前夜祭です。
この前夜祭では、町の曳山が引き出され、東へ向かう途中、各町は曳き順に従い、一番近い場所から出発し、最終的に唐津神社前で集結します。


刀提灯に灯りが灯され、夜の街を練り歩く曳山たちは、幻想的な光景を作り出します。
宵曳山が現在の形になったのは、昭和41年(1966年)以降の出来事です。


それ以前は「勝手曳き」と呼ばれ、各町が自由に曳山を引いて、唐津神社前に合流していました。


赤獅子と呼ばれる最初の曳山が引き出され、各町の曳山が合流しながら、約2時間半かけて唐津市街を一周します。


唐津神社前では、14台の曳山が提灯でライトアップされ、幻想的な美しさが楽しめます。


曳山のライトアップは初日に限られているため、提灯の明かりで照らされた漆塗りや金銀丹青で飾られた曳山の美しさをぜひ直接ご覧いただきたいです。

御旅所神幸(おたびしょしんこう)

毎年11月3日に開催されるのは、唐津くんちのハイライトです。
早朝に、唐津神社と特別なつながりを持つ神田地区の若者たちが、「ガブガブ獅子」として知られる獅子舞を捧げます。


その後、唐津神社のお神輿が中心となり、前後に曳山が続く形で西の浜明神台(お旅所)への巡行がスタートします。


お旅所では、唐津くんちの最も印象的な瞬間である「曳き込み」が行われ、休憩後に「曳き出し」が続きます。


巨大な曳山(約7メートルの高さで、2~4トンの重さ)を曳く者たちは、「エンヤ、エンヤ」「ヨイサ、ヨイサ」という掛け声に合わせて、力を振り絞りながら町を練り歩きます。


その光景は、まさに見応えがあり、圧巻の美しさです。


お旅所神幸は、唐津くんちの最大の見どころであり、西の浜にあるお旅所で、巨大な曳山を砂浜に引き寄せる「曳き込み」と、それを砂浜から引き上げる「曳き出し」が行われます。


これらの瞬間は非常に迫力があり、見物客を魅了します。

翌日祭(町廻り)

前日の御旅所神幸は神聖な儀式ですが、町廻りは「地元の人々のための祭り」と言えます。


早朝、唐津神社前に集まった曳山は、前日とほぼ同じ経路で旧市街を巡ります。


この日は曳山の最後の曳き込みであり、曳き手たちは最後の力を振り絞って曳山を引きます。


沿道からも力強い声援が送られます。
曳山は一台ずつ、曳山展示場に帰っていきます。


鐘、笛、太鼓のリズムに合わせて、曳山たちは自由自在に町を練り歩き、唐津市街祭りのフィナーレを飾ります。

神輿受取渡の儀と神輿終い

毎年11月5日に執り行われる儀式は、当該年の担当地区から翌年の担当地区へ神輿と役割を引き継ぐ儀式です。


翌年の担当地区は神輿を唐津神社内の倉に保管し、その日から1年間、担当地区としての責務を果たします。


唐津くんちに関連する、唐津神社の神事としての儀式はこれで終了ですが、それ以外にも各地区ごとに懇親会やお囃子の練習など、1年を通じてさまざまな行事が行われています。

唐津くんちはどんな祭り?歴史や意味を解説

唐津くんちの歴史は、400年以上前に遡ります。


神社の建立日である旧暦9月29日を祝う祭りとして、現在の唐津くんちの原型である神輿の御神幸は、1661年から1673年の間(寛文年間)に始まったと言われています。


このお祭りに登場する14台の曳山は、1819年から1876年までの57年間に製作されました。


かつて、唐津神社の秋季例大祭は旧暦9月29日を中心に行われていましたが、暦の変更に伴い新暦10月29日を中心に行われるようになり、その後、昭和43年から11月3日を中心とした祭りに変わり、現在に至っています。


また、秋季例大祭における曳山行事は、1819年に始まりました。


刀町の石崎嘉兵衛がお伊勢参りの帰り道に祇園山笠を見て感銘を受け、仲間と一緒に「赤獅子」を製作して唐津神社に奉納したのが最初とされています。


その後、明治9年までに15台の曳山が作られました。


1958年1月23日、14台の曳山は佐賀県の重要有形民俗文化財に指定され、1980年1月28日には国の重要無形民俗文化財に指定されました。


さらに、2016年12月1日にはユネスコ無形文化遺産に登録され、現在では全国的に有名なお祭りとなっています。

唐津くんちへのアクセス

【場所】
佐賀県唐津市南城内3-13



【電車】
JR唐津駅から徒歩10分
【車】
九州自動車道 福岡ICより約1時間
長崎自動車道 多久ICから約40分

駐車場はあるの?

あります。ここでは、無料駐車場を二つほど紹介します。松浦河畔公園駐車場からは、唐津駅まで無料のシャトルバスが運行されています。
シャトルバスやその他の駐車場については、最後に詳細を期したリンク先を掲載しておきます。

松浦河畔公園駐車場

【場所】
佐賀県唐津市

浄水センターグランド駐車場

【場所】
佐賀県唐津市二タ子3-1-6



駐車場の詳細は以下をご確認ください。

駐車場詳細へ>>