1月21日は、神奈川県の川崎大師や京都府の東寺などで特に賑わう、新年最初の重要な縁日であり、一般に「初大師」や「初弘法」として知られています。
この日は、真言宗の創始者である弘法大師空海の命日(835年3月21日)にちなんで、毎月21日に大師堂で行われる大師参りが、新年にあたるため特に多くの人々が訪れる日となっています。
また、弘法大師という名は、空海が死後に朝廷から与えられた敬称で、「法を広めた大師」という意味を持ちます。
川崎大師初大師2024いつ?時間や場所など基本情報
神奈川県川崎市川崎区にある「川崎大師」は、多くの人々が訪れ、初詣の参拝者数で全国で3位、神奈川県では1位にランクされています。
川崎大師は、一般の人々に「厄除けのお大師さま」として親しまれています。
初大師(または初弘法)とは、毎年1月21日に行われる一年で最初の「大師参り」の日のことを指します。
真言宗の創設者である空海(弘法大師)は、835年3月21日に亡くなりました。
このため、毎月21日は「弘法大師の縁日(大師参り)」として、参拝が行われています。
初大師は年間で初めての大師参りであり、その日は1月21日となります。
【開催日時】
2024年1月20日(土)6:00~21:00
2024年1月21日(日)5:30~18:30
■お護摩受付
2024年1月20日(土)6:30~19:00
【場所】
川崎大師
〒210-8521神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
川崎大師初大師2024混雑するの?
川崎大師初大師は、多くの遠方からの参拝者で賑わい、毎年混雑が予想されるスポットです。
1月21日(日)は縁日で休日ということもあり、特に日中は非常に混雑が予想されます。
お参りをスムーズに行うために、早朝から午前8時までの時間帯がおすすめです。
夕方になると徐々に混雑が緩和され、特に16時以降が穏やかな雰囲気でお参りしやすいです。
ただし、1月21日(日)の閉店時間は18:30までとなっているため、ご注意ください。
川崎大師初大師2024屋台などの露店はあるの?
川崎大師の周辺には、たくさんの屋台や店があります。
境内や表参道には、たこ焼き、お好み焼き、もつ煮込み、から揚げ、フランクフルト、焼き鳥、じゃがバター、バナナチョコなど、お祭り屋台でよく見られる食べ物の店がたくさんあります。
さらに、縁起物として射的やだるまも楽しめます。
屋台以外の仲見世通りにも、多くの店があります。
一部の店は早朝から甘酒やおでん、お土産品を提供しており、特に川崎大師の名物である痰切り飴は、咳止めとしておすすめです。
その場で手早く切って提供されますので、ぜひ試してみてください。
他にも、あんず飴、べっこう飴、長寿飴など、さまざまな種類の飴があります。
また、しょうがやはちみつ、黒糖入りの甘酒、おまんじゅう、くず餅なども楽しめるお店があります。
ゆっくりと散策しながら、お土産や記念にぴったりの品物を見つけることもできます。
川崎大師初大師2024アクセス
【場所】
川崎大師
〒210-8521 神奈川県川崎市川崎区大師町4-48
【電車】
京浜急行電鉄「川崎大師駅」下車。徒歩約8分。
【バス】
JR「川崎駅」東口バス乗り場7番「川崎鶴見臨港バス(川23系統)大師行き」→「大師」下車。徒歩約8分。
【車】
首都高速「大師インターチェンジ」より国道409号経由。約1分。
川崎大師初大師2024駐車場
川崎大師まで徒歩10分程度のところに川崎大師の駐車場が2つほどあるので紹介します。
【川崎大師平間寺駐車場】
〒210-0816 神奈川県川崎市川崎区川中島1丁目21-9-2
収容台数:100台
【川崎大師自動車交通安全祈願殿ご信徒専用駐車場】
神奈川県川崎市川崎区大師河原1丁目1-1
収容台数:700台
初大師はかなり混雑するので、上記の駐車場が満車の時のために他の駐車場も紹介します。
【タイムズイトーヨーカドー川崎港町店駐車場】
〒210-0807 神奈川県川崎市川崎区港町12-12
収容台数:972台
【タイムズ大師公園駐車場】
〒210-0815 神奈川県川崎市川崎区大師公園1
収容台数:60台
川崎大師の初大師でご利益について
1128年に創建された、長い歴史を持つお寺である川崎大師。
これは真言宗関東三大本山の1つで、「成田山新勝寺」と「高尾山薬王院」と並びます。
正式には「金剛山金乗院平間寺」と呼ばれ、その内部には「弘法大師像(秘仏)」が祭られています。
敷地は広大で、美しい庭園と池があり、訪れる人々をリラックスさせてくれます。
敷地内には、八角形の特徴的な五重塔、薬師殿、聖徳太子堂など、多くのお堂が点在しています。
川崎大師は強力なお祓いの効果があるとされており、最近不運が続いている方や新たな挑戦を考えている方におすすめです。
さらに、自動車交通安全祈願や車の厄除けも行われており、商売繁盛、交通安全、家庭の平和、健康、無病長寿などの多くの祈願が叶います。
1月20日(土)と21日(日)に祈祷される際には、「初大師修行」の特別な朱文字を含めて祈祷されます。
川崎大師の初大師とは?
初大師(はつだいし)は、新年最初の「大師の縁日」であり、神仏がこの世で縁を持った日を指します。
各神仏には30日ごとの縁日が設けられ、その日に参拝すると、通常よりも多くの祝福を受けるとされています。
大師とは尊敬の意を込めた呼び名で、通常は弘法大師(こうぼうだいし)とされていますが、仏教にはさまざまな大師が存在します。
そのため、初大師の日付はそれぞれの大師によって異なります。
彼は若いころに学問に専念していましたが、人々を助けるために僧侶になる道を選びました。唐への遣唐使として渡り、密教を学び、帰国後に真言密教を広めました。
835年、62歳で亡くなり、そのため毎月21日が彼の縁日とされ、初大師の日は1月21日です。
弘法大師という称号は、彼の死後に授けられたもので、諡号と呼ばれる特別な名前です。
この称号は、醍醐天皇から贈られ、彼の生涯の業績を称えたものです。
平間寺(へいけんじ)は、厄除けで知られる寺院であり、関東地方に位置する真言宗智山派の本山の一つです。
平間寺の本尊は、「厄除弘法大師尊像」で、この像は海中から引き上げられました。
平安時代末期、無実の罪で故郷を追われた平間兼乗(ひらまかねのり)が、夢の中で尊像の存在を知り、それを海から引き上げました。兼乗は像を大切に保管し、日々供養しました。
後に高野山の尊賢(そんけん)という高僧がこの話を聞き、感銘を受けました。
尊賢と兼乗は協力して平間寺を建立し、兼乗は大師のお加護により無実の罪から解放されたと伝えられています。
平間寺の初大師は1月20日と21日に行われ、全国から多くの信者が訪れます。
初大師の祈祷によって祝福された護摩札(ごまふだ)は、特別な「初大師修行」の文字が刻まれたものです。
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