800年以上前に活躍した弁慶は、数々の伝説を刻んだ強靭な僧侶であり、このイベントは弁慶の父に縁のある田辺市で1987年にスタートしました。
毎年10月の第1週の金曜日と土曜日に開催されるこの祭りでは、初日には弁慶の生涯を描いた演劇が披露されます。
演劇の後半では、闘鶏という競技が行われ、鶏同士の戦いから戦果を占う一幕もあります。
2日目の土曜日には、弁慶を称えるゲタ踊りと紀州弁慶よさこい踊りの2つのダンスが披露されます。
また、「鬼若太鼓」の演奏や音楽家によるライブパフォーマンス、物産テント市も行われます。そして夜には田辺花火大会が開催され、祭りは最高潮に達します。
では、弁慶祭りの詳細を確認していきましょう!
弁慶まつり2023はいつ?日程詳細
【日程】
2023年10月6日~10月7日
【場所】
闘鶏神社・アオイ通り大通り・扇ヶ浜
【スケジュール】
スケジュール変更になる可能性もありますが、例年の内容はこちらで確認が出来ます。
弁慶まつりの魅力や見どころ
なんか、花火が有名になっていますが祭り自体もとても魅力的なんです。
しっかりとお祭りも確認してくださいね^^
演劇・弁慶伝説
「演劇弁慶伝説」は闘鶏神社を舞台に行われており、この舞台では今なお多くの人々に支持されている武蔵坊弁慶にまつわる多彩な伝説が披露されます。
また、源氏と平家の合戦の勝敗を占う闘鶏の試合も見事に再現されています。
弁慶の生まれから義経との遭遇、熊野水軍を指揮しての戦いなど、見どころ満載の内容となっています。ぜひお見逃しなく!
弁慶ゲタ踊り
「弁慶ゲタ踊り」は第1回弁慶まつりから伝わる伝統的な踊りで、武蔵坊弁慶の勇壮な姿を表現した振り付けが用いられています。
参加者は「ソリャ、ウントコショ!アリャ、ドッコイショ!!」という掛け声を元気に声に出しながら、踊りながら練り歩きます。
この踊りは総勢1,000人の踊り子によって、大通りが弁慶ゲタ踊りの華やかな世界に染まります。
弁慶ゲタ踊りは土曜日の15時から16時頃、アオイ通りから大通りにかけて行われます。
この踊りは弁慶祭りが初めて始まった頃から続いており、総勢1,000人の踊り子が大通りで見事な弁慶ゲタ踊りを披露します。
踊りのBGMとなる「弁慶踊り」の曲は、軽快なリズムに合わせて、波乱万丈な弁慶の人生を詠ったものです。
この踊りには飛び入り参加も歓迎されており、踊り子たちと一緒に声を出したりリズムに乗ったりすることができます。
紀州弁慶よさこい踊り
紀州弁慶よさこい踊りは、
・ 扇ヶ浜会場(扇ヶ浜海岸交流広場)
※コンテスト予選&決勝
・ パークサイド会場
・ 闘鶏神社会場(闘鶏神社境内)
・ アオイ通り会場
・ 大通りパレード
で繰り広げられます。
予選を勝ち抜いた精鋭チームがコンテスト会場となる扇ヶ浜会場で最終決戦を行います。
土曜日の午前10時から夕方まで、「紀州弁慶よさこい踊り」が繰り広げられます。
出場する各チームは、一体感のある振り付けとキレを競い合う形となっています。
各チームの踊りは迫力に満ちており、その美しさに観客たちは引き込まれてしまいます。
予選ラウンドが複数の会場で行われた後、午後5時30分ごろには扇ヶ浜会場で決勝戦が実施されます。 決勝戦の後には、鳴子と呼ばれる木製の板を叩きながら「よさこい踊り」が披露されます。
この時間は「総踊り」として知られており、チームの垣根を超えて会場全体が一体となって楽しむ盛り上がりを見せます。
観客席でも踊ることができるので、その場にいる皆の熱気を感じながら楽しんでみてください。
弁慶まつり2023の花火について
【場所】
扇ヶ浜
【時間】
2023年10月7日
20時~20時30分
※荒天の場合は8日(日)、14日(土)、15日(日)に順延
祭りのクライマックスでは、「田辺花火大会」が開催されます。
3500発の花火が打ち上げられ、その壮大な光景は興奮の極致に達します。
この花火大会は和歌山県内でも最大級の規模で行われ、特に注目すべき特徴は、大気や地面まで振動を伝えるほどの花火の破裂時の迫力です。
約4万人もの人々が訪れ、和歌山県内でも特に人気を集める花火大会となっています。
弁慶まつりの締めくくりとして行われる田辺花火は、日中の暑さから抜け出して、秋の爽やかな風を感じる10月に、打ち上げられる花火を通じて心に深い感銘を与えます。
美しい花火の視覚的な魅力は勿論、花火の重厚な音が体を震わせながら、真っ暗な夜空に次々と花を咲かせる様子は圧巻です。
そして4つの段階にわたるフィナーレは、忘れられない素晴らしい光景となることでしょう。
弁慶まつりの歴史
毎年10月第1金曜日・土曜日に行われる祭。
「弁慶まつり」は、昭和62年(1987年)に和歌山県田辺市で始まった祭りです。
この祭りは、田辺一帯を統治していた熊野別当の子である武蔵坊弁慶にまつわる伝説から発展しました。
田辺市観光ビジョン実施計画委員会の提言を受けて、「武蔵坊弁慶・熊野水軍出陣800年祭」としてスタートしました。
最初の弁慶役には野球解説者の江本孟紀が選ばれ、湛増役には当時の生駒啓三・田辺市長が扮し、武蔵坊弁慶熊野水軍出陣行列には約150人が参加しました。
毎年10月の第1金曜日と土曜日に開催されるこの祭りは、演劇・弁慶伝説、弁慶ゲタ踊り、鬼若太鼓を中心に、紀州弁慶よさこい踊り、物産テント市などのさまざまなイベントが組み合わされています。
弁慶まつりの弁慶役は?
さて、2023年の弁慶役は誰でしょうか? 過去には、江本孟紀、小西博之、アントニオ猪木などの有名人も弁慶役になっていました。
ごくごく一般の人も弁慶役になっていたりもします。
まだ、正式発表されていませんね。
詳細は、以下の公式サイトで弁慶役を確認できますよ。
弁慶まつりへのアクセス
【場所】
和歌山県田辺市扇ヶ浜
【車】
阪和自動車道 南紀田辺ICから車で約10分
【電車】
JRきのくに線 紀伊田辺駅から徒歩で約5分
駐車場
いくつかあるので紹介しておきます。
田辺扇ヶ浜海岸駐車場
辺花火大会の当日は、花火大会用に臨時駐車場が2カ所(田辺第一小学校グラウンド、文里多目的グラウンド)用意されます。